園や学校のプール授業で「プール嫌い」「水が怖い」「水に顔をつけられない」と入りたがらない子供もいます。嫌がっている子供には様々な理由があると思います。家庭でちょっと練習してみましょう。ただし、ゆっくり少しずつ焦らずに進めることが大切です。
「お水こわい!」と入りたがらない
日中の気温が上がってきましたね。園や学校でプールも始まったのに「お水コワい!」と入りたがらないお子さんも意外と多くいるようです。
嫌がっているお子さんにとっては、「水に顔をつけるのがこわい」「目や鼻の中に水が入って痛かった」という理由が多いのではないでしょうか…。
プール嫌いや水嫌いを完全に克服するのは難しいかもしれませんが、家庭で少し慣れるように練習してみましょう。慣れてしまうと意外と平気になってくるものですよ。
お風呂で練習してみよう
水に顔をつける練習として最適なのは、やっぱりお風呂。温かくてホッとできる空間で、ちょうどよい湯温。すぐそばに家族もいる場所なら勇気を出してちょっぴり練習もできそうです。
気温の高い日には昼間の時間帯にお風呂で思いっきり水遊びをしてみましょう。水が苦手なお子さんが、いきなり顔全体を水につけるのは難しいため、最初は自由にシャワーを使わせてあげます。
頭からザーッとかけるとビックリしますので、身体を洗う時のように手足にかけてみたり顔を洗ってみたり。自分で洗髪できるお子さんは入浴の際に自分でシャワーを洗い流してみるなど、水流や水圧に慣れるようにしてみましょう。
顔を浸ける練習
[1]まずはほっぺを片方ずつ
慣れているお風呂であっても、水面に顔をつけられないお子さんもいます。顔をつけられるようになったら、鼻まで浸かってブクブク…の練習ができるのですが、それ以前に怖がっている場合は片方ずつほっぺを浸けてみましょう。
右のほっぺを少し浸けてみて、大丈夫だったら左のほっぺです。鼻が気になるなら、鼻をつまんで安心できる状態でチャレンジしてみましょう。
[2]次は鼻の下まで→ブクブクできるかな
ほっぺを浸けるのが大丈夫になったら、鼻をつまんだままで良いので、鼻の下まで浸かってみましょう。口の部分が浸かっている状態ですね。空気を口からブクブク…と出せるでしょうか。
大丈夫だったら、鼻先まで浸かってみます。お子さんが自分で水深を調整できる状態で、安全な状態でチャレンジしてみましょう。
鼻先が浸かって、口からブクブクできればもう安心です。水から顔を上げるときは、「パッ」と口を開けて声に出してみましょう。後々の呼吸の練習にもなりますし、「できた!」という感覚がつかめるはずです。
[3]鼻先の次は、目の高さまで→目を開けられるかな
鼻をつまんだままでも鼻先まで浸けられるようになったら、ゴールも目の前です。今度は目の高さまでを目標にしてみましょう。周囲は決してふざけたり邪魔をせず、危険のないように見守ります。 ◎水中で目を開けられるか ◎鼻をつまんでいた手を離せるか ◎鼻や口から息を出せるか 上記のようなチャレンジになります。目も開けられない、手も離せないと固まってしまう場合はプール用のゴーグルを使ってみましょう。水中(湯船の中)を見渡せることができれば、恐怖感がぐっとなくなりますよ。
Amazon | ゴーグル UVカット 曇り止め ¥1,299 ※価格・在庫は2019年6月20日現在の情報です。
Amazon | ビュー(VIEW) スイミング ゴーグル ¥1,445 ※価格・在庫は2019年6月20日現在の情報です。