原田マハのおすすめ作品をご紹介!
日本には数々の名作を生み出している女性作家が数多くいますが、今回は人気作家《原田マハ》に注目します。原田マハの作品は、芸術を扱ったアート小説が多いことで有名。
それもそのはず、ニューヨーク近代美術館での勤務経験があり、フリーのキュレーターとして独立もしています。そんな原田マハが描くアート小説や恋愛小説など、おすすめの名作&人気タイトルを一挙ご紹介します!
原田マハのおすすめ作品《映画化》
デビュー作品にして名作タイトル
作家・原田マハのデビュー作でもある「カヌーを待ちわびて」は、必ず読んでおきたいおすすめの名作中の名作。
記念すべき第1回日本ラブストーリー大賞を受賞しています。
2009年に映画化されたことで、さらに人気の作品となりました。
ほっこり沖縄の小さな島を舞台に繰り広げられる、優しくてちょっぴり切ない恋が描かれたストーリーは、優しい気分に浸りたい時におすすめです。
人気ケータイ小説が映画化
作家・原田マハはmahaという名前でケータイ小説作家としても活躍しています。
そんな原田マハの人気ケータイ小説が原作となり、映画化されたのが「ランウェイ☆ビート」。
高校生の文化祭でのファッションショー実現を目指す、ファッション×青春サクセスムービーです。
名作漫画「NANA」の制作スタッフが手掛けたことでも人気となったおすすめ作品です!
岡山市が舞台の青春物語
原田マハが思春期を過ごした場所でもある岡山県岡山市を舞台となった、人気タイトル「でーれーガールズ」は、2015年に映画化されたおすすめ作品です。
同窓会をきっかけに30年ぶりに再会した2人の、恋と友情を描いた青春ストーリー。
タイトルにもなっている「でーれー」とは、岡山弁で「すごい」や「とっても」という意味。1980年代に岡山で青春を過ごした方におすすめしたい名作です!
原田マハが描く政界エンターテイメント
原田マハの作品の中でも、20万部超えのベストセラーとなったおすすめの名作「総理の夫」。待望の映画化が決定し、2021年に公開予定となっています。
42歳という若さで女性総理大臣となった妻を支える、ファースト・レディならぬファースト・ジェントルマンの夫の奮闘を描いた、政界エンターテイメントです。
芸術に詳しい原田マハの描く政界は、政治に興味が無い方にもおすすめですよ♪
映画好き必見の奇跡の物語
39歳無職の娘とダメな父親。そんな2人に奇跡が舞い降りる、おすすめの名作「キネマの神様」。
物語の3割は作家・原田マハの実体験に基づいたもので、残りの7割は自分の人生の願望を込めたファンタジー風になっているそう。
映画化もされ、2021年に公開予定です。数々生み出している人気監督・山田洋次がメガホンをとったことでも注目を集めています!映画好きな方は必見のおすすめ作品です。
原田マハのおすすめ作品《恋愛》
パリ気分を味わえる軽快ラブコメディ
パリを舞台に描かれた原田マハのおすすめタイトル「ロマンシエ」。主人公は乙女な心を持つ美術系男子の遠明寺美智之輔。
美術大学を卒業し、留学したパリで出会う様々な出来事を描いたストーリーは、どんどん読み進められる軽快なラブコメディです。
物語には本格的な芸術作品の数々が登場し、まさに作家・原田マハらしい名作といえます。パリにいるような気分に浸れるおすすめ作品です。
上海が舞台の大人の恋愛物語
タイトルからはどんなストーリーかが予測できない「ナンバーナイン」は、中国・上海が舞台となった大人の恋愛作品。
東京でインテリア・アートの販売員をするOLの真紅が、ふと立ち寄った宝石店で出会った見知らぬ中国人紳士に出会い、運命的な恋に落ちることから始まる物語です。
恋愛小説好きな方はもちろん、原田マハらしい芸術要素もたっぷりなので、アート好きな方にもおすすめですよ!
大切なものに気づくリアル・ラブストーリー
ファッション誌の編集者である藍は、仕事で殺処分寸前のゴールデンレトリバーのリラと出会い、恋人とリラと3人で暮らし始める。
恋人と一緒に育てはじめたものの、やがて恋人が去り、残されたリラは病気に侵されてしまいます。
愛犬との闘病生活のなかで、ほんとうに大切なものに気づくリアル・ラブストーリーは、働く女性におすすめです。
有名作家勢揃いの恋愛小説アンソロジー
『あなたのいちばん大切な人は、誰ですか?』をテーマに、原田マハを始め、唯川恵や角田光代などの人気女性作家7人が描いた、おすすめの恋愛小説アンソロジーです。
原田マハの作品タイトルは「ブルースマンに花束を」。結婚間近の主人公がちょっぴり情けない中年男性に揺れ動く思いを描いています。
原田マハや人気作家たちの恋愛小説をいっぺんに楽しめる、おすすめの1冊です!
文章と挿画のコラボレーション
現代のように便利なスマホなどがなく、連絡を取り合うのにも苦労した1980年代。
そんな時代の神戸が舞台となったおすすめ作品「おいしい水」は、主人公の女の子が恋した青年との恋模様を描いた、短い短いラブストーリーです。
85ページと短い物語ですが、原田マハの文章と芸術家・伊庭靖子の挿画のコラボレーションが見事にマッチしていて、まるでドラマを観ている気分になります◎。