2019年6月に発表された「世界のブランド価値ランキングTop100」。日本企業も2社ランクインしています。そもそも世界のブランド価値はどのように決められているのでしょうか。今回は、世界のブランド価値ランキングの概要とアパレル部門Top5の企業を紹介します。

「世界のブランド価値ランキングTop100」に日本企業2社ランクイン

2019年6月にカンター社が発表した「世界のブランド価値ランキングTop100」にランクインした日本企業は、TOYOTAとNTTの2社です。TOYOTAは、自動車部門では見事世界第1位を獲得、総合でも41位と健闘しています。一方、NTTはテレコムプロバイダー部門で世界第9位、総合では70位にランクインしました。

世界のブランド価値ランキングTop100は、カンター社の世界最大のブランド資産データベース「ブランドZ」に基づいてまとめられたものです。これらのランキングは、どのようにして決められているのかについてみていきましょう。

カンター「ブランドZ」とは

カンター社の「ブランドZ」とは、世界最大のブランド資産データベースです。ブランドZのデータを基に発表される「世界のブランド価値ランキング」は、ブランドの財務価値とブランドの貢献度を組み合わせたブランド評価調査の結果をまとめたものです。「ブランド価値」を決める「ブランドの財務価値」「ブランドの貢献度」は、以下のようにして算出されています。

  • ブランドの財務価値:各企業の財務実績と独自の業績分析から算出
  • ブランドの貢献度:360万人以上の世界中の消費者アンケートなどから算出
    (引用元:カンター・ジャパン