男性だって、奥さんから背中を押される一言をかけられたら育休を取ろうと思うかも(盛田さん)

初めて子育てをする夫婦は、新規ベンチャーを立ち上げたようなもの 本音だらけの育休男子対談(前編)
(画像=盛田さん、『LAXIC』より引用)

編集部:とはいえ、具合が悪くても全て一人で抱えこんでしまう女性も多いと思うんです。男性育休にしても「うちの夫がそんなの取れるわけないわ」って勝手に諦めてしまっている印象もあります。

盛田:男性だって、赤ちゃんを育てることに興味はあると思うんですよね。 奥さんに「育休取って」って言われると最初は「えっ?」って抵抗はあるかもしれないけれど、ちょっと楽しそうだなって気持ちもあると思います。

私が育休宣言の記事を書いたときも、「同じ時期に同じことを考えていて、育休を取ることを迷っていたんだけど、この記事を読んで励まされた」と言ってくれた人がいたので、奥さんから背中を押される一言をかけられたら、育休を取ろうっていう気持ちになれる男性もいるんじゃないかなと思いますね。

ただ、「そういうことができる会社はいいよね」「そういうことができる家庭環境の人はいいよね」と気持ちにフタをしてしまっていたり、女性も男性が育休を取れることを知らなかったりするので、知識や情報が底上げされるといいなと感じます。

小野:育児休職を取るにあたって、社内で話をさせてもらう機会があったんですけど、2子目で育休を取りたいって考えている人が多くて、 「育休取得をいつどうやって切り出したんですか?」って質問も多かったですね。

 

本音だらけの育休男子対談。後編は育休を切り出すタイミングの話から、男性育休の取得率が上がるためには、という話に続きます。

高橋 俊晃さんプロフィール

大手OA機器メーカーでの営業職を経て2008年にワークスアプリケーションズに入社。コンサルタントとして自社製品の導入、保守プロジェクトに従事。2014年にリクルーティングDivに異動後、主にインターンシップを中心とした新卒採用に従事。2015年6月に第一子が誕生し、9ヶ月の育児休業を取得。男性の育休取得を推進すべく、ブログ「育休男子.jp」を立ち上げる。2016年4月に復職し、現在は管理Divにて財務担当として勤務。

小野 俊樹さんプロフィール

埼玉県出身。京都大学大学院情報学研究科を修了後、株式会社NTTドコモに入社。法人企業向けの商品・サービス企画業務を経て、2011年よりコンシューマ市場向けのマーケティング業務に従事。サービスの企画開発および運用や、海外市場のマーケティング支援に携わる。2015年8月より育休を取得し、妻の留学先であるNYに帯同。2017年7月に職場復帰。

盛田 諒さんプロフィール

盛田 諒(Ryo Morita)1983年生まれ、暮らしのオンラインメディア「家電ASCII」編集者。2017年2月22日に男児を授かり、1児の父親に。3月1日から4月26日まで8週間の育児休業を取得した。目標ははたらくトロフィー・ハズバンド。

提供・LAXIC

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