手相のほくろは「百害あって一利なし」で基本的には凶相です。しかし、ほくろの色合いによっては問題がない場合もあります。また、出ている場所によってトラブルの内容がわかります。線上にある場合が最も危険で、ほくろの凶エネルギーが色濃く出やすいでしょう。

「手のほくろは、手を握って隠れる場合はお金持ちになれる吉相だよ」
「いやいや、手のほくろは黒点だから悪い意味をもつ凶相だよ」

手相のほくろに関しては、さまざまな解釈が飛び交っています。はたして本当はどうなのか? 吉相なのかそれとも凶相なのか?

2万人以上を鑑定した経験と長年の手相の勉強をした経験からはっきり言えることは、手相のほくろは「百害あって一利なし」です。手相の中に良いほくろはありません。

けれども、必ずしも悪いとも限りません。手相のほくろは、「色合い」を見ることで「凶相にあたるかどうか」を確認することができ、出ている「場所」によって「どのような問題が起きるのか」を見分けることができます。

■手相のほくろの色合い

手相でほくろを見つけたとき、真っ先に確認してほしいのは「色合い」です。手相のほくろの色合いは、三段階のレベルに分けることができます。

レベル1:薄茶色ほくろ

手相のほくろとしては恐れるに足らずで、まだ運勢に影響を与えるレベルではありません。ただし、ほくろがあること自体は決して喜べることではなく、この先、レベルを上げて猛威をふるうことも考えられるからです。手相を見る習慣を作って、ほくろの色合いが変わっていないかどうか、観察しておきましょう。

レベル2:茶色ほくろ

茶色ほくろは大きさや出ている場所によっては猛威をふるうことがあります。小さい茶色ほくろの場合は、気にしなくても大丈夫ですが、大きい場合は運勢に問題が起きる可能性があると思って、用心しておきましょう。

レベル3:黒ほくろ

一般的にほくろをイメージしたときに浮かぶのは黒ほくろだと思います。ほくろとしては完成形で凶レベルとしても最強です。ただし、黒ほくろだからといってもあまりに小さい場合は問題ありません。

よくあるのは鑑定のときに、「手相にほくろがあるんです」と見てみたら、どこにあるかがよくわからず、目を凝らしてみて始めて気づく、といったことがあります。目立たずよく見ないと気づかないぐらい小さいほくろであれば、心配いりません。

■手のひらにほくろがある場合

手相のほくろが出る場所としては、「手のひら」「線上」の2カ所を押さえておけば間違いありません。

多く見かけるのが、手のひらに表れるほくろです。手相では手のひらを8つの場所に分けることができ、どの場所にほくろがあるかによって、どのような問題が起きやすいかがわかります。

手相のほくろは凶相? 色合いと場所で吉凶をチェック!
(画像=『DRESS』より引用)

1.「木星丘」のほくろ

人差し指の下は木星丘と呼ばれ、「名誉運」が備わる場所です。ここにほくろがある場合は、木星丘のエネルギーを弱めることになり、仕事で大きなミスを犯して地位を失う危険性を秘めています。どんな形であれ、仕事面での問題が起きやすくなるので、仕事中は細心の注意を払いましょう。

2.「土星丘」のほくろ

中指の下は土星丘と呼ばれ、「判断力」が備わる場所です。ここにほくろがある場合は、土星丘のエネルギーを弱めるため、判断力が欠けて衝動的に動いて失敗する恐れがあります。ひとりで考えずに他人の意見を聞き入れることが大切です。

3.「太陽丘」のほくろ

薬指の下は太陽丘と呼ばれ、「人気運」が宿る場所です。ここにほくろがある場合は、太陽丘のエネルギーを蝕み、人気運が奪われることになります。軽はずみな発言で人の信頼を失わないように気をつけましょう。

4.「水星丘」のほくろ

小指の下は水星丘と呼ばれ、「金運」の場所にあたります。ここにほくろがある場合は、水星丘のエネルギーは弱まり金運が落ちるため、お金問題に気をつけなければいけません。無駄使いをせず節約を心がけましょう。

5.「第一火星丘」のほくろ

人差し指と親指の間辺りを第一火星丘と呼び、「活力」の強さを見ることができます。ここにほくろがあると活力は奪われ、覇気がなくなっていきます。困難があるとすぐに諦めて挫けてしまう恐れがあるでしょう。

6.「第二火星丘」のほくろ

小指と手首の間辺りを第二火星丘と呼び、「忍耐力」の強さを見ることができます。ここにほくろがあると耐え抜く力がなくなり、変転変化の人生になりかねません。転職する場合は、すぐに決断せずに、何度も自問自答を繰り返し、熟考することが大切です。

7.「金星丘」のほくろ

親指の付け根あたりを金星丘と呼び、そこは「健康運」の場所にあたります。ここにほくろがあれば健康問題に注意しなければいけません。元気に見えて、実は体の中で病気が進行していることも考えられます。用心のためにも人間ドックに行って健康チェックをしてもらうと良いでしょう。無理は禁物です。

8.「月丘」のほくろ

小指下方の手首付近の場所を月丘と呼び、「人間関係運」を見ることができます。ここにほくろがある場合は、人間関係でのトラブルに気をつけなければいけません。今の人間関係でのもめ事はもちろんですが、ほくろが出ているときに近寄ってきた人にも注意しましょう。すぐに信用せずに疑いの目を持つことが大切です。

■手相の線上にほくろがある場合

手相のほくろの中で最も危険なのは線上にあるケースです。線の上にほくろがあれば線の流れをせき止めて妨害しているようなもので、その線の意味を弱めることになります。

手相のほくろは凶相? 色合いと場所で吉凶をチェック!
(画像=『DRESS』より引用)

1.「知能線(青の線)」上のほくろ

知能線にほくろがある場合は、頭脳に災いをもたらし、思考が常識から大きく外れ間違った考え方をすることがあるでしょう。また、判断ミスにも気をつけなければいけません。それから、知能線は「頭」にあたるため、頭のケガや病気に注意しましょう。

2.「感情線(黄色の線)」上のほくろ

感情線にほくろがある場合は、感情関連での問題が起きやすいことを表しています。感情を抑えきれずに「キレる」こともあれば、衝動的な行動が増える恐れもあります。恋愛面での問題にも気を配る必要があります。恋人との大喧嘩やパートナーと突然の別れなど、恋愛トラブルが起きやすい状況だと思っておきましょう。

3.「生命線(赤の線)」上のほくろ

生命線にほくろがある場合は、健康トラブルに気をつけましょう。すでに体内のどこかに病気を抱えている場合もありますし、これからケガや病気になることも考えられます。どちらにしても健康面に関しては今まで以上に気を使う方が良いでしょう。

4.「運命線(黒の線)」上のほくろ

運命線にほくろがある場合は、仕事での問題が起きやすく、仕事でのミスや仕事関連の人ともめる危険性を秘めています。仕事は慎重に確実に進めて、しっかり足元を固めていく方が良いでしょう。大胆なチャレンジには向かないときです。

■ほくろひとつで運勢が決まるわけではありません

最後に、ほくろは凶相のひとつではありますが、ほくろがあるからといって落胆する必要はありません。むしろ、ほくろがあるおかげで気をつけることがわかり、被害を最小限に食い止められることもあります。

また、ほくろひとつで運勢が決まるわけでもありません。線の長さや線の濃さのようにそれ以外の手相情報がどうなのかによって、ほくろの影響力も変わっていきます。


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