2015年にデビューして以来、TWICEは延べ30枚以上のアルバムをリリース。イベントや公演に至っては、50回近くこなしており、MVも30本以上撮っている。
モデルを務めた(務めている)広告は58本を上回り、近年アイドルには必須業務(?)とされているV LIVE配信には150話以上もの放送記録が。人気アイドルの”証”であるテレビ出演も200本を優に上回る。
特に、日本のファンが多いTWICEにとって、韓国のみならず日本も”本拠地”として位置付けされており、日韓を行き来しながら活動しなければならない”立ち位置”である。そんな彼女たちに、ドラマや映画出演という拘束期間も、時間も長いものに出演を決めることは容易ではない。
miss Aからの教訓? 人気格差を容認しない
もう1つの理由は、JYPの”人気格差”への警戒にあるとの見方もある。
周知のとおり、miss A(ミスエー)は優れた才能を持った4人の女性アイドルで結成され、”Wonder Girlsの妹分”として華やかにデビュー(2010)した。が、時間の経過とともに、チーム内の人気格差が顕著となり始める。
多くの人はその原因が、メンバースジの”演技活動”にあると断定。デビュー翌年の2011年に出演したドラマ『ドリームハイ』や2012年に公開され、彼女に”国民も初恋”という称号を付与した映画『建築学概論』により、“miss Aのメンバースジ”は消え、“新星女優スジ”が大衆に記憶されるようになってしまう。
過去、韓国芸能界に詳しいある人物は、自身のYoutubeを通してこう証言する。
「グラビア撮影に業界相場というものがある。当時、スジ単独では5,000万ウォンくらいだったけど、miss Aグループだと3,000万ウォンほどに落ちる。スジを入れての撮影でも、miss A全体の価値より、スジ一人の価値の方がが高かった。その方がもっと売れるから」
結局、類をみない”人気格差”に見舞われ、解散の道を早めてしまった印象のあるmiss A‥才能ある中国人メンバー2人を迎え入れ、中華圏市場にも狙いを定めていた彼女たちは、2017年に”人気女優、スジを生んだ巣”と記憶される哀れな終焉を迎えた。
アイドルメンバーの俳優デビューがもたらす”人気格差”が、グループの運命を左右するトリガーになるうるという危機感なのか、JYPはTWICEメンバーに演技をさせていないという意見が、説得力を持つように思える。
実際TWICEは、”人気格差がないアイドルグループ”としても有名だ。韓国ファンの間では「”TWICEの中で推しは誰?”と聞いたら、全員違う名前を言う。確実なエースはおらず、みんなが人気メンバーだから安定感を保っている」「9人もいるTWICEがロングランできる理由は、人気格差の遮断に力を入れていたJYPの配慮」と口を揃える。
TWICE (トゥワイス)
TWICE (トゥワイス / ハングル 트와이스)は、2015年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人のメンバーによって結成された。 グループ名の「TWICE(トゥワイス)」には、「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められている。
提供・Danmee
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