古くは紀州徳川家のおひざ元としてさかえた歴史ある町、和歌山県。ここにはお城や神社など伝統ある建造物があります。そして豊かな自然に恵まれていますよ。その自然が作りだす美しいスポットの数々は、ドライブデートや家族旅行にピッタリです。ぜひ参考にしてくださいね。
和歌山は魅力的なドライブスポット多数!
太平洋や和歌山湾など、まわりを海にぐるりとかこまれた紀伊半島に位置する和歌山県。同時に広大な森林や山々があり、自然に恵まれた美しい土地と言えるでしょう。海の幸、山の幸を楽しむには最適ですよ。また、本州最南端にある影響で気候は温暖です。みかんなど果物の栽培がさかんですよ。
和歌山県はそれらの自然をうまく生かした絶景や海水浴場などがあり、夏を楽しむにはもってこいですね。また、歴史ある寺社仏閣や建物もあります。春はお花見、秋は紅葉スポットとしても人気ですよ。美しい風光明媚な魅力あふれる和歌山県のドライブはおすすめです。この記事では定番、そして穴場もふくめたおすすめのドライブスポット17選を紹介します。参考にしてくださいね。
和歌山市のドライブスポット3選
和歌山県沿岸部で県庁所在地がある和歌山市。ここには定番の和歌山城をはじめ多くの美しい観光スポットがありますよ。桜がきれいな春や紅葉が赤くそまる秋、または初夏の新緑。四季折々でちがう顔を見せてくれるのでドライブにはおすすめですよ。
①和歌山城【和歌山市】
和歌山城は、南海電鉄和歌山市駅から徒歩10分ほどです。和歌山市役所の目の前にあり、和歌山市街地のちょうど中心部に位置しているのですね。
和歌山城は、かつて紀伊の国だったこの地を治めた紀州徳川家の居城です。市街地の中心部にあるのも納得ですよね。なので白塗りの天守閣の頂上からは、和歌山市街地全体を360度グルッと見わたすことができますよ。ちなみに、徳川八代将軍吉宗は紀州徳川家の出身ということですね。また、夜は天守閣がライトアップされ美しい夜景が見られるのでドライブにはおすすめですよ。
和歌山城はどの季節でもそれぞれの魅力がありますが、桜が咲きはじめる春(3月~4月)や紅葉の色づく秋(11月~12月上旬)をおすすめしますよ。
基本情報
住所 | 〒640-8146 和歌山県和歌山市一番丁3 |
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アクセス | 阪和自動車道和歌山IC(関西国際空港から車で35分)から車で10分。 |
おすすめの時期 | 3月下旬~4月、11月~12月上旬 |
②紀三井寺(きみいでら)【和歌山市】
紀三井寺は、南海電鉄「南海和歌山市駅」からバスで30分ほどかかります。またJR和歌山電鐵「和歌山駅」からバスだと、15分ほど時間を要しますね。
紀三井寺には千年以上の歴史があり、この地を治めた紀州徳川家が代々繁栄をねがって参拝した歴史があります。またこの場所では、有名な一休和尚の額や西国三十三箇所の絵画を見ることもできますね。そしてここは結縁坂(けちえんさか)という有名な縁結びスポットとしても人気があるのでドライブにもおすすめしますね。
いつ訪れても魅力的な紀三井寺ですが、やはり桜が開花する3月下旬から4月をおすすめしますよ。この場所は近畿地方でもっとも桜の開花が早いです。なので「近畿地方に春を呼ぶ桜」といわれているのですよ。
基本情報
住所 | 〒641-0012 和歌山県和歌山市紀三井寺1201 |
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アクセス | 阪和自動車道和歌山ICから車で20分。 |
おすすめの時期 | 3月下旬~4月 |
③ポルトヨーロッパ【和歌山市】
和歌山市街地からポルトヨーロッパまでのアクセスは、南海電鉄「南海和歌山市駅」またはJR和歌山電鐵「JR和歌山駅」からバスで30分ほどですね。
このポルトヨーロッパは和歌山市の人工島、和歌山マリーナシティ内にあります。地中海をイメージしたテーマパークとして運営されていますよ。1994年開園以来、アトラクションの増設や入場料の無料化などさまざまな変化をへていますね。
とくにおすすめの時期は3つありますよ。まずは4月ですね。ポルトヨーロッパは綺麗な花壇があるので、春になると美しい花を見て楽しむことができますよ。また、7月から8月は豪華な花火ショーがあります。そして12月はクリスマスイベントがひらかれるのも見逃せないですよね。
基本情報
住所 | 〒641-0014 和歌山県和歌山市毛見1527, 和歌山マリ-ナシティ |
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アクセス | 阪和自動車道海南ICから車で15分。 |
おすすめの時期 | 4月、7~8月、12月 |
東牟婁(むろ)郡那智勝浦町のドライブスポット3選
那智勝浦町は多くの寺社仏閣が有名ですが、とくに那智の滝は定番の観光スポットとして全国的な人気をほこっています。町そのものがユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されていますよ。ドライブの時はぜひ一度訪れてみてくださいね。
④熊野那智大社【東牟婁郡那智勝浦町】
JRきのくに線「紀伊勝浦駅」または「那智駅」から熊野那智大社までの所要時間は、バスで15分から20分ほどですね。
熊野那智大社は、熊野本宮大社(田辺市本宮町)や熊野早玉大社(新宮市)とともに、熊野三山として有名です。滝や川、巨岩に神が宿るという自然崇拝の思想が古くから根づいているのですね。これは熊野信仰と言われ、全国的にも有名ですよね。標高は330mで、467段におよぶ石段のうえに社殿があるとのことですよ。
熊野那智大社は一年を通して、興味ぶかい行事があります。とくにおすすめなのは、4月にある「桜花祭」ですね。または7月に開催される有名な「那智の扇祭り」が定番として人気があります。あるいは11月にひらかれる「紅葉祭」がおすすめですね。お祭りを楽しみにドライブすることも素敵ですよね。
基本情報
住所 | 〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 |
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アクセス | (大阪方面から)①国道168・国道42号線経由で那智勝浦町まで約5時間。 ②阪和自動車道、紀勢自動車道経由で、すさみ南ICへ。 そこから国道42号線経由で 那智勝浦町まで約4時間。 (名古屋方面から)③東名阪道・伊勢道・紀勢自動車道を利用。熊野尾鷲道路、 熊野大泊ICより国道42号線経由で那智勝浦町へ約4時間20分。 |
おすすめの時期 | 3月下旬~7月、11月中旬~12月上旬 |
⑤那智の瀧【東牟婁郡那智勝浦町】
熊野那智大社にほど近い那智の滝は、JRきのくに線「紀伊勝浦駅」からバスで約30分ほどかかりますね。バス停を下車して徒歩5分です。石段で降りていくとのことですよ。
ドライブなど旅行では、定番中の定番といえるスポット那智の滝。ここは那智大社の別宮である飛瀧神社(ひろうじんじゃ)のご神体とされています。つまり瀧自体が神さまなのですね。日本三大名瀧ともされ、「一の滝」といわれます。落差133メートル、滝つぼ10メートルのこの滝が熊野の山からはげしく落下する様子は圧倒的。この絶景もおすすめですよ。
那智の滝ももちろん季節におうじた魅力がありますが、とくにおすすめなのは7月と12月ですね。7月9日と12月27日に行われる「御滝注連縄張替行事」は興味ぶかいですよね。
基本情報
住所 | 〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 |
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アクセス | (大阪方面から)①国道168・国道42号線経由で那智勝浦町まで約5時間 ②阪和自動車道、紀勢自動車道経由で、すさみ南ICへ。 そこから国道42号線経由で 那智勝浦町まで約4時間。 (名古屋方面から)③東名阪道・伊勢道・紀勢自動車道を利用。熊野尾鷲道路、 熊野大泊ICより国道42号線経由で那智勝浦町へ約4時間20分。 |
おすすめの時期 | 3月下旬~7月、11月中旬~12月上旬 |
⑥那智山青願渡寺(せいがんとじ)【東牟婁郡那智勝浦町】
那智山青岸渡寺も、熊野那智大社や那智の滝と同じ道のりです。JRきのくに線「紀伊勝浦駅」からバスで約30分ほどかかりますよ。終点バス停で下車してから徒歩15分、石段を歩くとたどり着くことができますね。
青岸渡寺には、次のような歴史があります。延永2年(988)に三年間の瀧ごもりを終えた花山法皇が西国三十三箇所第一番礼書としたこと、そしてこのお寺にまつられた如意輪観世音は豊臣秀吉が再建したものであることですね。このため、たくさんの信者や観光客を集めているそうですよ。
おすすめの時期は、春の紅葉が見られる3月から4月、紅葉が美しい11月から12月ですね。後方にたつ三重の塔とのコラボレーションは見事です。この絶景もおすすめですよ。
基本情報
住所 | 〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8 |
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アクセス | 阪和自動車道から国道42号線 (名古屋方面から)伊勢道勢和多気JC、熊野街道大台で国道42号線に乗り、 那智山道へ。 |
おすすめの時期 | 3月下旬~7月、11月中旬~12月上旬 |
東牟婁郡串本町のドライブスポット4選
本州最南端に位置する和歌山県串本町。台風が多いので、台風の観測地点としても有名ですよね。最南端と聞くだけでも、行ってみる価値がありそうです。ぜひドライブしてみてくださいね。
⑦潮岬(しおのみさき)【東牟婁郡串本町】
潮岬へのアクセスは、JR紀勢本線「串本駅」からバスで15分ほどで着くことができますよ。
潮岬は本州最南端の地として名高い場所ですね。潮岬の先端には、約10万平方メートルにもおよぶ広大な芝生がひろがっています。この地にはかつて、海軍の望楼(物見やぐら)がありました。水平線が弧をえがいてどこまでも広がっています。かの俳人山口誓子(せいし)がうたった「太陽の出て没るまで青岬」という句のとおり、その絶景は地球の丸さを実感させてくれますよ。
潮岬は年間をとおして楽しめる観光スポットです。ただ、台風銀座といわれるほど台風が多いところです。上陸する時期は8月、そして9月に集中しているようですね。この事を念頭においたうえで、本州最南端の地へのドライブを楽しんでくださいね。
基本情報
住所 | 〒649-3502 和歌山県東牟婁郡串本町潮岬2877 |
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アクセス | JR串本駅より国道42号を南下、県道41号線へ左折。潮岬東入り口から約10分 または潮岬西口から約8分。 |
おすすめの時期 | 1月~12月 |
⑧潮岬灯台【東牟婁郡串本町】
潮岬灯台は潮岬と同じ場所にあるのでアクセスは同じですね。なのでこちらも、JR紀勢本線「串本駅」からバスで15分ほどで着くことができますよ。
本州最南端のシンボル、潮岬灯台の初点灯は明治6年(1873年)。140年以上の非常に長い、大変伝統のある灯台です。高さ30mほどの白亜のこの灯台は、イギリス人技師リチャード・H・ブラントンによって設計されました。日本の船舶発展の歴史の一端がうかがえますね。68段のらせん階段をのぼった先には、無限とも思える大海原がひろがりますよ。ドライブにはおすすめですね。
潮岬灯台も、年間を楽しめる観光スポットですね。しかしやはり潮岬と同じく、8月や9月に集中して上陸するのが台風です。この台風など気候を気をつけた上でドライブや絶景を楽しむといいでしょうね。
基本情報
住所 | 〒649-3502 和歌山県串本町潮岬2877 |
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アクセス | JR串本駅より国道42号を南下、県道41号線へ左折。潮岬東入り口から約10分 または潮岬西口から約8分。 |
おすすめの時期 | 1月~12月 |