ピュー研究所の調査から、「不倫は許されない行為」と答えた回答者が最も少なかった国は、フランスであることが明らかになりました。日本もアジア圏で唯一トップ10入りしたことがわかっています。

2013年に実施されたこの調査は、世界39ヵ国、3万7,000人以上の回答者を対象に、「不倫は道徳的に容認できない」と答えた割合を順位付けたものです。

不倫に理解度が高い10ヵ国

それでは、気になるランキングを見ていきましょう。

9位 ロシア(69%)
9位 日本(69%)
8位 セネガル(68%)
7位 チリ(67%)
6位 チェコ(66%)
5位 南アフリカ(65%)
3位 スペイン(64%)
3位 イタリア(64%)
2位 ドイツ(60%)
1位 フランス(47%)

首位はフランス、「一時的な不倫は愛を強める」が2割強

調査対象国中、唯一「不倫を容認できない」と答えた割合が50%に満たなかったフランスでは、40%が「不倫は道徳と関係ない」と考えており、12%は「道徳的に容認できる」と答えました。

不倫反対派の割合は、男性45%、女性50%であることから、こうした考えは性別の差によるものではないと推測されます。

また、25%は「一時的な不倫は愛を強める」、男性の3分の2、女性の3分の1は「性欲と愛は別もの」とさえ信じているということです。

フランスで2014年、第24代フランス大統領フランソワ・オランド氏と仏女優の不倫スキャンダルが報じられた際も、国民は至って冷静でした。フランス世論研究所(IFOP)が同年に実施した調査では、77%が「不倫スキャンダルは、大統領のプライベートの問題だ」と回答しています。フランスでは愛の見方が日本とは違うのかもしれませんね。