長野県の諏訪大社は、日本で最も古い神社の1つともいわれ、御柱(おんばしら)などの不思議も多く、神秘的なパワースポットとしても知られています。諏訪湖周辺で4カ所の社殿がありますが、この四社全てを参拝し御朱印を受けると、記念品をいただくことができます。御朱印を集めている方にはもちろん、これから御朱印集めを始めようと思っている方にもおすすめしたい諏訪大社四社まいりについて、それぞれの社でいただける御朱印や、見つけにくい御柱の位置を中心にご紹介します。

諏訪大社四社まいりで御朱印を

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)
【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

「諏訪大社」には、上社(かみしゃ)の本宮(ほんみや)・前宮(まえみや)、下社(しもしゃ)の秋宮(あきみや)・春宮(はるみや)の4カ所の社があります。この全てを参拝して御朱印を受けると、記念品の栞とそば落雁をいただくことができるのです。門前町や温泉など、諏訪湖観光と合わせるのもおすすめです。

御朱印について少し

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)
【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

御朱印とは、参拝者が神社や寺院の社務所や納経所などで御朱印帳にいただく印です。それぞれの寺社で特徴のあるデザインや、一人ずつ筆で字を書いていただける貴重さもあり、近年では「御朱印ガール」が話題になっているように、集める人が増えています。

元々の御朱印は、寺社へお経を書いて納め、祈願した印が始まりといわれています。ですので、基本的には参拝をしてからお願いし、いただいた後は大切に保管しましょう。

諏訪大社での御朱印授与

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

御朱印の初穂料は四社とも1つの御朱印で500円となります。社務所へ御朱印帳を預けると整理券を受け取り、券の番号で呼ばれ、御朱印帳を返されます。四社をまわると最後の神社で記念品をいただけますが、続けての参拝ではなく日をあけても構いません。その場合は、神社の方が気づかないこともあるので、申し出てみましょう。

1,000年以上の歴史を持つ不思議な「御柱(おんばしら)」

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

7年に1度、山から切り出した柱を諏訪大社まで曳いていく「御柱祭」は日本三大奇祭の一つとして有名ですね。諏訪大社の四社に4本ずつ、計16本の御柱を立てるために、山から人の力で御柱が曳かれて神社へ運ばれていきます。大きな柱が坂を一気に下っていく映像を見たことがある人も多いと思いますが、あれは柱を曳いてくる道中の場面なのです。

御柱を立てる理由は諸説あり定かではありませんが、御柱祭は1,200年以上前から始まったといわれ、今でも山から人の力で御柱が運ばれます。せっかく諏訪大社を訪れるなら、ぜひ各社の御柱も見つけてみましょう。この記事では、御朱印をいただける場所と、御柱の場所もあわせ、それぞれの社をご紹介していきます。

上社前宮(かみしゃまえみや)

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

前宮は丘の上にあり、鳥居から拝殿まではのどかな田園風景の中を歩いていきます。もともとの諏訪信仰の発祥はこの前宮からだったともいわれており、原始的な信仰の地を思わせる自然豊かな神社です。

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)
【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)
【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)
【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

御柱は、拝殿を一周すると4本を見つけられます。四社の中でも4本全ての御柱を間近で観ることができるのは、上社前宮のみです。

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)
【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

御朱印は鳥居を入ってすぐ右の社務所で受けられます。こちらの社務所は午後四時と早めに閉まるので注意しましょう。閉まっていたら、午後5時ごろまでならば続いて紹介する上社本宮で前宮の御朱印も受けることができます。

御柱の曳かれてきた跡

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

上社前宮・本宮の御柱を見るときには、ぜひ裏側も見てみてください。画像は前宮一之御柱ですが、少し平らになっているのがわかるでしょうか。これは、御柱祭の時に曳いてきて削れた跡なのです。下社の御柱は13~14km、上社の御柱は20~24kmほどの長い距離を曳いてくるので、上社の方が曳いて削れた跡がよくわかると思います。

上社本宮(かみしゃほんみや)

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

四社の中でもひときわ参拝客が多い神社です。一般の参拝者は弊拝殿の近くには入れず、斎庭を挟んで離れた拝所から参拝します。

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)
【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

上社本宮は、四社の中でも古い建造物が一番多く残っています。拝殿へ続く長い廊下「布橋」や、徳川家康が大久保長安に建てさせた「四脚門」など、見応えのある建物もぜひまわってみましょう。

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)
【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

御朱印は、北参道の鳥居を入ってすぐ右側に行くとある社務所でいただけます。北参道から入る人は通り道になりますが、東参道から入った方は、参拝所から石段を降りて一之御柱がある場所まで降りてください。

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)
【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)
【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

一之御柱は北の鳥居を入ってすぐ、二之御柱も布橋門の側で見つけやすいです。四之御柱は、拝殿がある区域の宝物殿の横に看板があるので、そこから山を見ればわかります。

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

問題は、三之御柱です。東の鳥居のそばに遙拝所という看板はあるのですが、周りにそれらしき柱もありません。

【長野県】諏訪大社四社まいりで御朱印と御柱をめぐる旅
(画像=トラベルライター トリップノートより引用)

実は、ここから塀の向こうにある山を見るのです。それでも木に隠れてわかりづらいのですが、白っぽくツルッとした表面のまっすぐな木を見つけられれば、それが三之御柱です。四社に4本づつある御柱の中でも一番見つけにくい場所ですが、頑張って探してみてください。