ダニなどが繁殖しやすい畳ですが、どのように掃除していますか?
最近では人や環境にやさしい洗剤や石鹸の人気が高まってきています。
特に、小さなお子様やペットがいるご家庭では、「人体によくない洗剤はできるだけ使わずに掃除したい」という人も多いのではないでしょうか。
クエン酸は梅干しなど食品にも含まれる成分で、人にも環境にもやさしい洗剤といえます。畳の掃除にはクエン酸を使うと、カビ予防にも効果的です。
クエン酸はさまざまな掃除に使えるといえます
クエン酸は掃除に使えるといえますが、具体的にどのような使い方ができるのでしょうか。
クエン酸が得意とする汚れ
クエン酸は次のような汚れを落とすのに効果的です。
- 水垢や水に含まれるミネラルが固まってしまった白くガリガリした汚れ
ポットの汚れ - トイレの黒ずみや尿石
- アルカリ性の臭いの消臭(アンモニア臭など)
反対にクエン酸は、換気扇などの油汚れや皮脂汚れなどの掃除には向いていません。
クエン酸はシンクや蛇口、ポットやトイレ、洗濯機の掃除などに効果を発揮します。それだけではなく、畳やカーペットの掃除などにも使うことができます。
クエン酸は畳の掃除に効果的
最近はフローリングが増えてきていますが、それでも畳の部屋が1つはあるというご家庭も多いでしょう。「畳の掃除は掃除機だけ」という人も多いかもしれませんが、それだけでは取りきれない汚れが残ってしまいます。
まずは畳の目に沿ってゆっくりと掃除機をかけていきましょう。
ゆっくりとかけた方がダニを吸い取りやすくなります。強い力でかけてしまうと、畳を傷つけてしまうので丁寧に書けるように気を付けてください。
バケツ半分程度のお水に、小さじ1くらいのクエン酸を入れてクエン酸水をつくります。このクエン酸水につけて、よく絞った雑巾で畳の目に沿って拭いていきましょう。
拭いた後は乾拭きを行います。畳は湿気に弱いので、乾拭きをするか陰干しをしてよく乾かしましょう。クエン酸水にはカビを防ぐ効果も期待できます。
クエン酸がない場合は、2Lくらいのお水に、お酢を大さじ1入れたものでも代用できます。
畳を雑巾がけする際は湿気に注意しましょう
畳を雑巾で拭くときはしっかり絞る
畳は湿気に弱いため、雑巾がけをする際はよく絞った雑巾で拭くようにしましょう。
クエン酸水で雑巾がけをした後は、必ず乾拭きや陰干しをしてよく乾かしましょう。ビシャビシャの雑巾で拭いたり、乾かさなかったりした場合は、逆に雑菌やカビの繁殖につながってしまいます。
畳掃除には重曹は使わない
エン酸と重曹はよく掃除にも使われ、知っている人も多いと思いますが、なんとなく重曹とクエン酸は「同じようなもの」というイメージを持っていませんか?
実はクエン酸と重曹は反対の性質を持っているため、用途は全く異なります。畳の掃除にクエン酸ではなく、重曹を使ってしまうと畳が黄ばんでしまいます。
畳には重曹は使わないようにしましょう。
畳はカビやダニが繁殖を予防するために、畳をあげて風を通してあげるだけでもいいので、できれば年に2~3回は干すことをおすすめします。