他にも、家族や友達と旅行へ行く際にも生活費以外に出費がかかります。また友人とのお付き合いの場への参加も娯楽費以外の出費となる可能性があります。 このように、生活費として算出された費用以外にも、生活していく中で思いがけない出費がいつでも発生する可能性がある事をあらかじめ想定しておく必要があります。

将来年金はちゃんともらえるの?

夫婦で2000万の備えが必要?もしひとりで生活する場合はいくら必要?
(画像=PlusQualityより引用)

老後の生活費として重要な収入源となりえる年金について、「ちゃんと貰えるのかな?」と心配になっている人も多いのではないでしょうか。近年、年金制度の破綻や少子高齢化などによって将来の年金の支払いが不安視されているため、いざ自分が年金をもらう時に、どのくらい受給されるのか気になるところですよね。

年金の受給額は、自営業、会社員または専業主婦によって大きく算出方法が異なります。

自営業の人は、基本的に年金保険料を20〜60歳まで納めると65歳から国民年金が支給されます。会社員や公務員の場合には、国民年金+厚生年金が受け取れ、厚生年金は働いた期間やその間の収入によって計算され65歳から支給されます。専業主婦の場合には、配偶者が厚生年金保険料から国民年金保険料も支払っていることになります。もし働いていた期間があった場合には、その期間の年金額を加算して65歳から受け取ることが可能になります。

もしかしたら、今後受給金額の減少や受給開始時期が後ろ倒しに変更になる可能性が十分に考えられますが、将来年金は老後の生活費の大事な柱となることは間違いありません。年金保険料を払わなければ年金を受給することができませんので、きちんと払うようにしましょう。定期的に送付される「ねんきん定期便」で将来想定される受給金額などを確認すれば、将来受給される金額のイメージがしやすくなります。

老後資金が無い人はどのくらいいるの?

金融広報中央委員会が発表した、「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」によると、「老後の生活が心配である」と答えた人の理由が「老後に備えて貯蓄をしていないから」と答えた人が39.1%で、老後に不安を持つ人の4割近くが貯蓄がないことがわかります。また、2019年は前年よりも同様の回答をした人が増えています。