オシャレな洋服に袖を通して、トレンドのカラーを取り入れて、軽やかに鮮やかに。なんて可愛らしく働くを楽しみたいものですが、ビジネスウーマンのファッションマナーについて今回はあえて、厳しいお話を。大人な女性がこだわるべきは、"オシャレ"や"流行"でなく自分がどう見られたいか、の文脈ある装いなのです。
ファッションが与える印象は大きく変化する
オフィスカジュアルとはいったい、どこまでがOKでどこからがNGなのか? こういった女性の悩みをよく耳にします。デニムやスエット生地のファッション、ミュールやサンダルなど一般的にNGだといわれているアイテムは検討がついているものの、オフィスカジュアルの定義はとても曖昧。女性ファッション誌では、おしゃれOLのコーディネートだと紹介されていても、実際にはこんな洋服じゃ出社できない…なんて嘆く声も。
けれどファッションは自分自身を印象づけるためにとても大切なもの。洋服が与える印象というものはとても大きいのです。第一印象の"見た目"は、説得力や、交渉力を上げる材料にもなります。
意識するべきは「ふさわしい」か「ふさわしくない」か
世界的に見ても、日本人女性は選美眼に優れているといわれています。トレンドに敏感で、自分に対する投資を欠かしません。そんな感度が高い女性たちが多いに関わらず、ビジネスシーンでは、どこまでが許容されて、どこからが範囲外になるのかわからない。オフィスカジュアルの定義がないからこそ、なにを、どのように身につけるのかを選ぶ必要があるのです。
人は見た目が100%?
優れた経歴や利口さがあっても、中身と外見にギャップがあったり、会話の内容や仕草に矛盾があると、説得力からは欠けてしまいます。これがメラビアンの法則と呼ばれるものです。
メラビアンの法則とは、矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかを判断するアルバート・メラビアンが行った実験についての俗流解釈である。
出典: wikipedia.org
メラビアンの法則を読み解くと、第一印象をつくるのは 言葉や話の内容から受け取る情報が7%、声のトーンや仕草から受け取る印象が38%、外見(見た目)が55%だとそれぞれいわれています。「人は見た目が100%」というワードが流行し、テレビドラマにもなったほどですが、こちらは外見(見た目)が人に与える印象が大きいということを誇張した表現に思えます。
オシャレではなく自分に、職業に見合ったスタイルかを見直して
自分の見た目が第一印象をつくる、つまり自分の第一印象はある程度コントロールできるものでもあります。自分の職業に似合う、話し方や印象に合致する見たづくりに必要なものは一体なんでしょうか。トレンドではなく、自分に、自分の職業にふさわしいかふさわしくないか、これを基準に身に付けるものを選びましょう。