1年を通じて人気のあしかがフラワーパーク。イルミネーションも大きな見どころとなっているパークを夜まで存分に楽しみ、足利市内で宿泊した後、翌日はどのように過ごすのが良いのでしょうか。おすすめプランをご紹介します。
あしかがフラワーパークをエンジョイ
季節を問わず、花々が咲き競うあしかがフラワーパーク。シンボルは、600畳敷もの枝を広げる大藤棚で、その素晴らしさは、世界からも注目を浴びるほどです。
あしかがフラワーパークでは、この藤の花が見られるシーズンに開催する「ふじのはな物語(例年4月中旬~5月末)」に加えて、冬のイルミネーション「光の花の庭(例年10月中旬~2月初旬)」がもう一つの目玉となっていて、特に「光の花の庭」は日本三大イルミネーションにも認定されています。
日中はもちろんですが、ぜひイルミネーションの素敵な世界も味わっていただきたいと思います。
プラン1. 足利市内を徒歩でお散歩
鑁阿寺 – 史跡足利学校 – 松村写真館 – 茂右衛門蔵 – 松村記念館 – 大門通り界隈散策 – 劇場通り – 太平記館
足利一門の氏寺でもある鑁阿寺(ばんなじ)は、お寺であるにもかかわらず、「日本100名城」に選ばれているという、珍しいお寺です。国宝にも指定されているお寺の界隈には、国指定史跡にもなっている史跡足利学校、映画のロケ地にもなった松村写真館や劇場通りなど、趣のある建物が点在しています。
鑁阿寺からのびる大門通(だいもんどおり)や、その周辺には、おしゃれなカフェやセレクトショップなどが並び、散策が楽しい町並みとなっています。国道293号線をはさんだ場所には観光案内所兼土産店の太平記館があるので、散策の前後に立ち寄れば、観光の相談やお土産購入に最適です。
プラン2. 自転車散策で足をのばそう
太平記館 – 本城厳島神社・美人弁天 – 足利織姫神社 – 八雲神社 – 渡良瀬橋
史跡足利学校と国道を挟んだ場所に位置する太平記館では、レンタサイクル(~3時間まで¥400)の利用が可能なので、鑁阿寺周辺から、少し離れている場所を散策するのに便利です。足利には、由緒ある神社仏閣がたくさんあり、その中でも特に人気の場所が3ヶ所あるので、順にご紹介します。
本城厳島(ほんじょういつくしま)神社・美人弁天は、日本で唯一、美人証明を発行している神社です。この証明書を身に着けていると、弁天様のご加護で心穏やかに優しく、美人になれると言われています。
次が、美人弁天からも近い足利織姫神社。縁結びのご利益があると評判です。階段を登ると、眼下には関東平野が広がり、素晴らしい景色を堪能することができます。森高千里さんの歌『渡良瀬橋』では、足利市内の各所がモチーフとなっていますが、八雲(やくも)神社や渡良瀬橋も、自転車なら気楽に足を伸ばせますね。
プラン3. 自然を感じに行こう
ココファームワイナリー – 名草厳島神社/名草巨石群 – T&M FARM
ココファームワイナリーは、中心部から離れているため、車が必要ですが、お時間がゆるせば、ぜひ足を伸ばして頂きたい場所です。ほんの少し車を走らせると、山の傾斜を活かした葡萄畑が目の前に現れます。
2000年の九州・沖縄サミット、2008年の北海道洞爺湖サミットのほか、JALやANAの国際線で提供されるなど、定評のあるオリジナルワインと共に、カフェメニューがいただけます。もちろん、ショップでワインやグッズの購入も可能です。
このあとに立ち寄りたいのが、名草厳島(なぐさいつくしま)神社や巨石群。果てしなく山の中に分け入るような参拝となりますが、薄暗い山中に、厳島神社の赤い鳥居が際立っています。
この鳥居の奥に名草巨石群があります。この巨石群は、大きな花崗岩が風化により亀裂が入って割れ、さらに風雨などの侵食で球状に削られたもの。成り立ちが学術的にも貴重とされ、国の天然記念物に指定されています。古くから、神域とされていることもあり、神秘的で少々怖いぐらいの雰囲気です。
巨岩群で非現実感を満喫したあとは、名草上町の道路沿いにあるログハウスのテラスで、アウトドアなカフェタイムはいかがでしょうか?
T&M FARMでは、自家製のスモークポークや季節のソフトクリームなど、ほっとするメニューが揃っています。アウトドアに精通しているオーナーが、周辺のスポットやアクティビティの相談にものってくれます。