プロ棋士の平均年収は不明。年収は棋士によってまちまち

「プロ棋士の平均年収は700万~800万円」という説もありますが実際の平均年収は不明です。プロ棋士は、個人事業主で各自が確定申告を行うため、日本将棋連盟でも個々の棋士の年収は把握していないといわれています。プロ棋士の主な収入は棋戦(将棋の試合)の対局料や棋戦で勝利した際に獲得する賞金です。

しかし個々の棋士の実力やこれまでの実績、タイトルの有無などでその金額は大きく異なります。また指導者として受け取る教授料やCM出演料などの副業収入があるプロ棋士もおり、棋士によって年収はまちまちです。

プロ棋士の年収は実力によって変動。トップ棋士は年収1億越えも可能

人によって年収に幅があるプロ棋士ですが、賞金獲得数が多い人やタイトル保持者ほど年収が高くなります。特に年収が高いのがタイトル保持者や過去のタイトル保持者などのトップ棋士です。日本将棋連盟ホームページで公開されている「2019年獲得賞金・対局料ベスト10」によると2019年度の1位は豊島将之竜王・名人(当時)で7,157万円、藤井聡太7段(当時)は9位で2,108万円となっています。

本業の収入だけでこれだけの高年収ですから教授料やCM出演などの収入を加えると年収1億円以上になるプロ棋士がいる可能性も高いでしょう。