ライター&コラムニストとして活動しているharakoです。この連載では、「女性の働き方」のヒントになるような内容をお送りしています。第34回目は、異業種と交流している時間の大切さについてです。

同じ業界より、他の業界が刺激をくれる?

どの仕事にも、関連する「業界」があると思います。横との繋がりや、同業種の関係性は、仕事をする上では必要ですが、時として同じ業界の人と“だけ”と関わりすぎると、感覚が鈍ることがあります。

私は個人的に、同業種の交流会などにはあまり参加しません。なぜなら、多くの人が同じ目線で仕事をしているからです。方向性が同じ、仕事内容が同じというのは、「共感」や「支え」になることはあっても、「刺激」や「新しい情報」としては薄い印象。

思い切って、まったく異なる業種の人と話をする方が、新しい考え方を発見できることが多いと感じます。

働き方が違えば、行動や考えも違う

例えば、私の体験談でお話しすると、フリーライター業は固定の職場を持たずにパソコン一つのノマドワーカーが多いのですが、「あのカフェは仕事がしやすいよね」「このアプリは便利だよね」など多くの“共感”や“あるある”を話し合うことはできます。しかし、最終的には自分一人で仕事をこなしていくので「自分との戦い意識」が強く、誰かと支え合って……というモチベーションは低いかもしれません。

一方で、チームワークを大切に何かプロジェクトを進めている業種であれば、一人だけの能力が高くてもコミュニケーション能力や支え合う大切さなども必要でしょう。そして、サービス業であれば、初めて出会った人(来店したお客さん)に対して、物販したりサービスを提供したりするわけです。少なくとも、私はサービス業については、まったく未経験なのでどのように接客したら良いのか想像つきません。

物を売る時のコツはあるのか?、セールにする時の見極めはあるのか?などなど、まったく違う業界になればなるほど、私は頭の中にクエスチョンマークだらけ。質問がどんどん出て来ます。