近年、注目度が上昇しているロボットアドバイザー(ロボアド)。東海東京証券が実施した調査で、ロボアド関連の商品について「購入したい」または「興味がある」と回答したのは、投資商品保有者の43%で、投資商品非保有者でも24%いることが分かった。調査は11月、全国20~69歳の男女500人を対象にインターネットで行われた。
ロボアドとは、その人に適した投資ポートフォリオを作成し、自動で商品を提案してくれるサービスだ。ファンドマネージャーなどの「ヒト」が行うのではなく、AIなどを使ったコンピューターが行うことで低コストでのサービス提供を可能にしている。
投資商品を購入しない理由は?
調査対象の500人のうち、「現在、投資商品を持っていない」と回答したのは352人であった。投資商品を購入しない理由として、「素人には難しい、難しそうだから」「十分な知識・経験がないから」がほとんどだった。
また「どんな商品を選べばいいのかわからない」「損をすることが怖い・不安」「まとまった金額が用意できない」「投資をする資金がない、余裕がない」「なんとなく怖い・不安だから」などの理由が続いている。
知識の不足については、お金や投資の子供のころからの教育がされていないことが影響しているのであろうか。
魅力を感じる投資商品は何か
魅力を感じる投資商品について、「元本割れリスクが低い」「期待リターンが大きい」「必要なときに解約できる」の3つに対し「非常に魅力的だと思う」または「魅力的だと思う」の回答が40%を超えた。
それらに次いで、「1万円など少額から投資できる」「ネット上でいつでも運用状況の確認ができる」「積み立てができる」があり、さらに、「元本割れリスクが低い」「期待リターンが大きい」といった運用結果についての魅力も続いている。また「いつでも解約」「少額投資」「ネットで運用状況を確認」「積み立て」なども高い。
ほかに3割以上の人が挙げた魅力としては、「短期間で結果が出る」「運用の履歴がすべて細かく表示される」「申し込み手続きや管理がネット上で完結する」「急激な相場変動へのリスク措置を自動で行ってくれる」「将来の運用予測シミュレーションができる」「運用目標からかけ離れたときにアラートが届く」「円ドル相場の影響を受けない」「自分のライフステージや目標に合った資産運用プランを無料で提案してくれる」「追加の購入ができる」などだった。