2020年の1年間を通してフランスではレストランは閉鎖され、そして2021年の春もそのまま閉鎖が続いています。そんな中ではありますが、ロックダウンが解除されたら、新たにオープンする予定のレストランもいくつか。中でも話題性が高いのが、パリ中心部にある「Bourse du Commerce(ブルス・ドゥ・コメルス=パリ商品取引所)」に開館する現代美術館内のレストラン『La Halle aux Grains(ラ・アール・オ・グラン)』。21世紀のフランス料理界の代表ともいわれる、ミシェル・ブラス氏が責任者として就任することが決まったのです!
指揮を取るのは、3つ星レストラン『Le Suguet』のミシェル・ブラス氏
ブラス氏はフランスのオーブラック地方・ライオール村にあるミシュランの3つ星レストラン『Le Suguet(ル スーケ)』があるオーベルジュ(宿泊施設のあるレストラン)のオーナー。息子のセバスチャン・ブラス氏にお店を委ねてからは、「ミシェル&セバスチャン・ブラス」の親子タッグとして活躍し続ける料理人です。
有名なナイフ『ライオール』でご存知の方も多いかもしれませんが、そのライオール村の山奥にひっそりと佇む『Le Suguet』は料理関係者の中でも名高いレストランです。
自然からインスパイアされ、目にも美しい料理を作り出す天才料理人といわれるように、野菜やハーブを使った「Gargouillou(ガルグイユ)」がスペシャリテのひとつ。
四季折々の野菜やハーブ類をなんとひと皿の上に数十種類も使い、それぞれの素材に最適な調理法で仕上げ、味付けされたもの。私が食べた時は、ひと皿が4つのパートに分かれていると説明してもらったのですが、味付けなどもすべて違い、香り、色そのすべてのハーモニーに驚きがありました。それまでに出合ったこのない驚きのサラダだったのを今でも覚えています。
その道のプロたちが総出で作り上げる新スポットに注目!
そして今回、ミシェル・ブラス氏が責任者を務めるレストラン『La Halle aux Grains』がパリにオープンするということで、料理界でも話題沸騰中。3階層に分かれたレストラン・カフェとなるようです。残念ながらこのコロナでオープンがのびのびになっており、2021年のXデーを心待ちにしているところです。
また、この新しい美術館には現代アートの収集家として名高いフランソワ・ピノー氏のコレクションが展示される予定です。そしてこの美術館の設計をしているのは建築家・安藤忠雄氏。
とにもかくにも有名な方々が総出で作り上げる新スポットは、パリの名所となること間違いなし!観光で訪れる方のリストにも追加される場所となりそうです。オープンしたらまた改めて、美術館やレストランの様子をリポートしたいと思っています。どうぞお楽しみに♪
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