別れた男性とよりを戻したくてがんばっているけど、どうも上手くいかない。自分磨きもしているのに、何がいけないんだろう? こんな女性は多いかもしれませんが、問題は「依存心」かもしれません。元カレに愛情を利用されるようなつながりでは、復縁はかなわないもの。自立した心でないと元カレとも向き合えないことについて、お話します。

■元カレと仲良くしているのに、復縁は無理なの?

「3年ほど付き合った男性と別れました。

原因は、彼に私以外の好きな女性ができたから。ショックだったし、『悪いところは直すから』と言っても受け入れてもらえませんでした。

別れたものの、元カレはその女性とも上手くいかず、今でもひとりです。

新しい彼女ができないうちに復縁したいと思い、ダイエットしたり自分の短所を見つめ直したり、自分磨きをがんばっています。

しばらく音信不通でしたが、半年前に友人の集まりで再会し、それから改めて連絡を取り合うようになりました。

特に嫌がられることもないし、食事に誘えば普通に来てくれるので、これなら復縁も夢じゃないと思い、積極的に会うようにしています。

ですが、先日彼から『気になる女性がいて』と言われてしまいました。

私と過ごしているのに、どうして? とまたショックでしたが、何も言えず……。

もしかして、私に嫉妬させたくて嘘をついているのかなとか考えましたが、それからはその女性についての話がちょくちょく出るようになり、つらいです。

やはり元カレにとって私はどこまでも『元カノ』でしかないんだなと思うと悲しく、よりを戻すことも諦めようかと思うのですが、どうしてもこちらから連絡してしまいます。

私といるときは彼も楽しそうで、手が触れたときなど振り払われることはないし、昔と同じように共通の趣味について長い時間語り合っていますが、仲良くなれても好きにはなってもらえないのでしょうか。

彼との復縁は諦めたほうが良いですか?」(33歳/事務)

まず、「私といるときは彼も楽しそうだから」で復縁が叶うほど、男性の心は単純ではありません。

本当によりを戻せる気配があるなら、「気になる女性がいて」なんて言いません。元カノはあくまでも「過去の女性」。だから今現在の自分の恋愛について口にできます。

元カレと親しくなれれば、また好きになってもらえると考える女性は多いかもしれませんが、そこから本当に復縁が成功するのは、別れた原因をしっかり克服し、これから先のお付き合いについてポジティブな感情が持てるとき。

上の女性の場合、自分磨きをがんばっていると言いますが、元カレからすればおそらく「何も変わっていないな」が実感。いつも連絡がある、会おうと言ってくることで、交際していた頃と変わらず自分に依存していると感じているかもしれません。

復縁できない女性は、この「依存心」が邪魔をしている場合があります。

■別れた本当の原因を考える

上の例では、交際中に男性に好きな人ができてしまい、終わっています。

そもそも、彼女がいるのにほかの女性に気が向いてしまうのは、なぜなのでしょうか。

彼女で満足しているのなら、他人に関心を向ける隙間は生まれません。男性は彼女になんらかの不満があったから、ほかの女性が目に入ってしまったのですね。

話を聞くと、交際中の彼女は彼にいつも自分から連絡し、休日なども一緒に過ごすことが当たり前で、「とても仲が良かった」といいます。

それなら、男性はいつほかの女性と接触があったのか。「気がつけば好きになっていた」と別れる際に元カレから言われたそうですが、いつも一緒にいても、結局、彼は一生懸命隙を見つけていたのかもしれません。

彼女は、別れた原因が自分にあると思っています。お付き合いに満足させられなかったことが、破局の理由だと考えています。

確かにその通りかもしれませんが、彼女はその「お付き合いに満足させられなかったこと」が具体的に何なのか、理解していないといえます。

彼女の問題は、第一に依存心です。

常に一緒にいることが当然、のようなお付き合いは決して間違ってはいません。ですが、それはお互いに自立した心があってこそ順調に進む交際。

彼女のほうからいつも連絡し、彼氏を誘うようなお付き合いは、どうしても関係に偏りが生まれます。

自分から連絡しなくても彼女のほうから来ることで彼氏は慢心し、「より好かれている立場」に甘んじます。努力しなくても愛されることを知れば、彼女の愛情にあぐらをかくことも平気です。

より愛されているから、ほかの女性にも目が向きます。依存は与えられる刺激がなく、愛そうとする意欲を奪うのですね。

彼女の愛情に応えるより、刺激的で胸を熱くするような恋愛がしたい。男性がそう望めば、別れは簡単に訪れます。

もちろん、二股のような同時進行は許されるものではありません。それでも、愛してくれる彼女をキープしながら、次の彼女を探そうとする男性は大勢います。

もう彼女との関係に飽きた。付き合える女性も見つかった。そこで彼女とさよならすれば、自分は傷つかずに次の恋愛を楽しめます。

これが、ふたりが別れた本当の原因です。

復縁できない女性の特徴は「依存心」が強いこと
(画像=『DRESS』より引用)

■依存心がもたらすのは不毛なつながりだけ

そして、この元カレとよりを戻したいと思い、外見を美しくしたり短所を改善しようとしたり、女性は努力しています。

何とか再会できてつながりは復活したものの、やっぱり雲行きはあやしく、彼女は元カレに振り回されていますよね。

それは、女性が変わっていないから。

付き合っている頃とまったく同じように、自分から連絡し、会ってもらうために食事に誘い、一緒にいる。

彼女はそれで「仲良くなれた」と思っても、元カレからすれば「相変わらず俺を愛しているんだな」という慢心が蘇るだけ。

結局、昔と変わらず「自分は何もしなくてもいい」関係なので、正面から向き合おうという気持ちは起こらないのですね。

「気になる人がいて」と言うのも、元カノに「よりを戻す気はない」と遠回しに伝えるため。

それでも俺のことが好きなんだろう? という甘えが、元カレにはあります。

本当に気になる人がいるなら、復縁したがっている元カノと仲良くはできないでしょう。それが筋を通すことであり、男らしさだともいえます。

でも、付き合う気はないけど元カノの愛情はキープしたい。「愛されていることの気持ちよさ」が、不毛なつながりを維持してしまいます。

彼女の依存心は、せっかく元カレと過ごすことができても、決して幸せな復縁にはつながらないのですね。

■依存心を捨てるなら、音信不通を貫く

よりを戻したいのが一方だけの場合、関係に上下がつくことがあります。

どうしても連絡が止められない、会ってもらえるなら何としても時間を作る。こんな姿勢では、好かれていると実感している側は努力する気が起こりません。

復縁したがっているほうが弱い立場となり、恋愛の主導権を相手に握られてしまいます。

依存心は不毛なつながりしか生みません。

元カレに本当に再び自分と向き合ってもらいたいなら、まずは連絡を断つことです。

会わないことで自分の存在が元カレの中で薄くなると思っても、会い続ければ逆に元カレにとって、「恋愛の対象となる人」の認識が消えていきます。

元カレの近くにいながらの自分磨きでは、「俺に好かれるため」という下心が見透かされます。それでは、せっかくの努力もまっすぐには届きません。

元カレとは音信不通を貫き、まずは自分自身を見つめ直しましょう。短所を改善することなども大切ですが、上手くいかなかったのは自分の依存心のせいだと思い当たるのなら、そこから直していかなければいけません。

自立した心は、何より自分を愛する気持ちから生まれます。

元カレに愛情を利用されるようなつながりではなく、そんな扱いを受けるのは許さないという強い意思があれば、男性も適当な対応はできないでしょう。

それこそが「本当に復縁したい」と男性に伝えることであり、向き合おうとする意欲を持たせることになります。

依存心を捨てるなら、自分を愛すること。

本当に成功する復縁は、常に対等な関係を築けてこそだと、忘れないでくださいね。


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