読者の持つメイクに関するお悩みを、美容家の松下侑衣花が解決する変身企画【松下流・女磨き術】も早いもので、もう7回目。今回はアライアンスメンバーではなく、一般の読者さんからお悩みを募集しました。いつものメイクから脱却して、これまでとは一味違った自分になるべく、今回は初のカラーメイクに挑戦。
なかなか挑戦できないカラーメイクで、大人っぽ印象へチェンジ
読者のメイクの悩みを、美容家 松下侑衣花さんが解決する人気企画【松下流、女磨き術】第7段。今回のゲストは、いつものメイクにちょこっとマンネリしてしまっているというあゆみさん。普段のナチュラルメイクから卒業して、 流行のカラーメイクを取り入れた大人っぽ印象へチェンジをはかります。
いつもの自己流メイク
早速いつもの自己流メイクをチェック。
ナチュラルな印象のあゆみさんは、アイシャドウはベージュ系、口元には優しいベビーピンクをほどこし、可愛らしい印象が目を引きます。けれど、時にこのいつもの自己流メイクがもの足りなく感じるのだとか……。
年齢を重ねると同じように、大人っぽい印象を自分に取り入れたいと話します。ベビーフェイスが故に幼い印象になりがちな方は、ぜひあゆみさんと同じように、色の持つ力を借りて大人っぽ印象を作ってみてはいかがでしょうか?
早速、松下流メイクポイントをチェックしていきましょう!
いつものメイクをチェンジ! 使ったアイテム
写真左上から、セザンヌ ミックスカラーチーク04 ローズ系/カネボウ セレクションカラーズアイシャドウ 06エレガンスラベンダー/クリニーク ラッシュ パワー マスカラ ロングウェアリング フォーミュラ ブラック オニキス(マスカラ)/アドンナ フレッシュゲルリキッドライナー ブラック/ディオール アディクト リップ マキシマイザー 001(リップ下地として使用)/ロレアル パリ シャインオン 909 プルーンレベル/カネボウ パウダーアイブロウ01 グレイッシュブラウン
アイシャドウを「パープル」へチェンジ。奥行きを持つカラーで目元にも立体感を
今回、松下さんが最初に手を伸ばしたのはアイシャドウ。2019年のトレンドとも言える鮮やかなカラーメイクですが、慣れていない方はハードルが高いと感じてしまうこともあるはずです。けれど、松下さんによると、初心者の方でも比較的パープルというカラーは取り入れやすい色味なのだそう。
「肌が白い人やブルベ系の方はとくに、上品なパープルが映えます。パレット真ん中の薄いパープルを、まずはアイホール全体に入れていきます(松下さんコメント)」
アイホール全体に淡いパープルを乗せた松下さん。そのあとは、パレット左上の明るいパープルを二重幅の目頭側に軽くオン。右上の深みあるグレイッシュパープルを、目尻側に少し広めに入れていきます。
「パープルは光の当たり方によって表情を変える立体的なカラーなので、グラデーションがとても綺麗に見えるんです(松下さん)」
目尻の下にも、同じく右上のグレイッシュパープルを。目尻の下部分は、まつ毛の影があるせいか、より深みのあるディープなカラーのように映ります。角度を計算し尽くした、立体アイが完成。
アイラインとマスカラはブラックで目元を引き締めて
深みあるニュアンスカラーの目元を引き締めるのは、ブラックのアイライナーとマスカラ。アイラインは目尻1mmほど長めに細く入れて、切れ長なアーモンドアイを作ります。マスカラも全体的にブラックを薄く。パープルのアイシャドにブラックのフレームを作ることで、目元がキュッと引き締まり、セクシーに見える効果が。
面長さんの場合は、チークは真横に入れるのが基本!
「面長さんの場合、チークを斜めに入れるのはNG。縦のラインを強調してしまうので、チークはふんわりと、真横にスライドするように入れてあげてください。面長の顏を短く見せる効果があります(松下さんコメント)
右側の2色を軽く混ぜて、スッと頰の中心から真横に滑らせるように、チークを入れていきます。 丸顔さんはチークを斜めに入れることで、頰がシュッと引き締まった印象を作ることができるのだそう。チークの形で顔の大きさが違ってみるようなので、自分の顔の形に合わせたチークの入れ方を学んでおいて。
リップはローズ系で、ツヤと色を抑えて
リップは、チークと同じように大人っぽい印象をつくるローズ系をチョイス。唇の上に乗せた後は、ティッシュオフしていきます。
「ローズ系リップは、パッと目立つ“強い”カラーなので、今回は目元のパープルと調和させるためにティッシュオフしてカラーを少し抑えます。そうすることで全体のメイクと馴染んで、ローズ系独特の強みが軽減するんです。しかもリップの色持ちも良くなるという嬉しい効果も♡ セミマットな質感にして大人女性らしいきちんと感を演出します(松下さんコメント)」
それぞれ特徴的なカラーですが、この一手間が全体のバランスをとるポイントなのだとか。派手なカラーが悪目立ちしそうでなかなか手が出ないカラーメイクですが、こういったテクニックを知っておくことで、上手に足し引きができるようになります。