雪のように白く、まるい形、弾力のある歯ごたえ、もちもちとした食感、そしてなにより噛み締めるとミルクの甘味がジュワッと口いっぱいに広がるモッツァレラチーズ。日本でも人気のあるナチュラルチーズのひとつです。モッツァレラとトマトのサラダ「カプレーゼ」や、モッツァレラとトマト、バジルのピッツアは、私たち日本人にとっても定番のイタリア料理ですね。

イタリア直送の水牛のモッツァレラを食べに『オービカ モッツァレラバー』へ
(画像=『PARIS mag』より引用)

最近では、国産のモッツァレラなら身近なスーパーでも購入できるようになりましたが、もともとモッツァレラと言えばイタリア南部原産のフレッシュチーズ。先日、そのイタリア産モッツァレラを気軽に楽しめるお店『オービカ モッツァレラバー六本木ヒルズ店』に行って来ました。

本場のモッツァレラを堪能できる『OBICÀ Mozzarella Bar(オービカ モッツァレラバー)』

『オービカ モッツァレラバー』では、厳選された4種のフレッシュ・モッツァレラをイタリアから週3回空輸しており、現地で食べるのとほぼ同じ鮮度で本家本元のイタリア産モッツァレラを食べることができる人気のお店です。

イタリア直送の水牛のモッツァレラを食べに『オービカ モッツァレラバー』へ
(画像=『PARIS mag』より引用)

2004年に1号店がローマに誕生して以来、現在は世界で25店舗、日本には六本木ヒルズ店や梅田店、そして4月19日にオープンした高輪店も含めて 5店舗あります。国内の店舗では、ほぼ全てのメニューにモッツァレラが使用されており、また、モッツアレラ本来の上質な風味を存分にお客様に楽しんでもらうためにも、ガーリックやオニオンを料理には一切使用していないというこだわりようです。

モッツァレラチーズとは?

イタリア直送の水牛のモッツァレラを食べに『オービカ モッツァレラバー』へ
(画像=チーズのひだは手で引きちぎった証、『PARIS mag』より引用)

ここで改めてモッツァレラチーズについておさらいしましょう。モッツァレラは、熟成行程を経ないチーズなので、フレッシュタイプのチーズに分類されます。製造方法は、カードと呼ばれる凝乳に熱湯を注いで練り、引きちぎってまるく成型します。モッツァレラという名前は、「引きちぎる」という意味のイタリア語「モッツァーレ」が語源でこの製法が名前の由来となっています。

イタリア南部のカンパーニャ州が原産で、もともとは水牛のミルクから作られていましたが、現在は牛乳製の方が多く、世界中で作られています。ですから、カンパーニャ地方で採れる水牛のミルクのみを原料とし、伝統的な製法と基準のもとに作られたモッツァレラは、「モッツァレラ・ディ・ブッファラ・カンパーニャ」といって区別され、EUの原産地名称保護であるD.O.P.(※)を取得しています。

※EU加盟国の様々な農業生産を推進し、製品名の模倣や誤用から食品を保護するシステム。認証条件はとても厳しく、名称にうたわれた地域で、決められた伝統的な製法で生産され、しかもその製品がその土地の気候風土を反映した固有の品質や風味を備えていなければなりません。

最高級のモッツァレラを食べ比べ!

イタリア直送の水牛のモッツァレラを食べに『オービカ モッツァレラバー』へ
(画像=『PARIS mag』より引用)

『オービカ モッツァレラバー』でいただけるイタリア産のフレッシュ・モッツァレラ4種は以下の通り。

・Classica(クラシカ)
水牛のミルクから作られた正真正銘の「モッツァレラ・ディ・ブッファラ・カンパーニャ」。チーズにある2つの耳のような突起は手で引きちぎられた証拠で、機械で量産されたものとは違います。水牛のミルクの甘味と濃厚な風味が楽しめます。

・Affumicata(アッフミカータ)
クラシカを藁で燻製にしたもので、芳香な香りと風味が特徴。

・Stracciatella(ストラッチャテッラ)
プーリア産の牛乳製モッツァレラを生クリームで和えたもの。

・Burrata(ブッラータ)
プーリア産のストラッチャテッラを牛乳製モッツァレラで包んだもの。

イタリア直送の水牛のモッツァレラを食べに『オービカ モッツァレラバー』へ
(画像=『PARIS mag』より引用)

今回は、クラシカとアッフミカータ、ストラッチャテッラの3種のモッツァレラを食べ比べました。クラシカはやさしい塩味とほのかな酸味があり、とてもジューシー。アッフミカータはかなりしっかりした燻製香が特徴で、六本木店の支配人でソムリエでもある小森さんによると、赤ワインとの相性がとてもよいとのことでした。ストラッチャテッラはミルクの甘味がたっぷりで、とろけるような舌触りでした。ハチミツをかければデザートにもなりそうでした。

イタリア直送の水牛のモッツァレラを食べに『オービカ モッツァレラバー』へ
(画像=口どけのよいストラッチャテッラ、『PARIS mag』より引用)

尚、モッツァレラチーズの食べ比べは、こぶしよりすこし小さいサイズの80gと、ゴルフボール程の大きさの40gのサイズがあるので、1〜2人でも安心してお試しいただけます。

イタリア直送の水牛のモッツァレラを食べに『オービカ モッツァレラバー』へ
(画像=『PARIS mag』より引用)

まずは何もつけずにひと口味わって。その後、お好みで塩やオリーブオイルをかけていただきます。

ピッツァやラザニアも本場の味

モッツァレラを使ったメニューでは、古代ローマ時代から作られている伝統レシピの「ピンサ」をベースとしたオリジナルピッツアが人気だそう。中でもウンブリア産のトリュフとモッツァレラのピッツァ「タルトゥーフォ」が一番人気とのことなので、早速いただきました。

イタリア直送の水牛のモッツァレラを食べに『オービカ モッツァレラバー』へ
(画像=楕円形のユニークな形のピッツァ、『PARIS mag』より引用)

ミルキーなモッツァレラとトリュフの芳香な香りが口の中でひとつにまとまって、なんとも言えないおいしさです。ピッツァの生地は薄くサクサクとした軽い食感なので、いくらでも食べてしまいます。一番人気というのも納得の味でした。

他にも、「オーダーが入ってからカットするサルーミや、本国イタリアと同じレシピで作っているラザニアもおすすめです!」と小森さん。次回訪れた際には必ずいただきたいと思いました。

六本木ヒルズ店は5月に移転オープン!

イタリア直送の水牛のモッツァレラを食べに『オービカ モッツァレラバー』へ
(画像=『PARIS mag』より引用)

2018年5月中旬、『オービカ モッツァレラバー六本木ヒルズ店』は六本木けやき坂通りからハリウッドビューティープラザへ移転します。また、コンセプトを「Pizza e Cucina」に変更し、ピッツアとイタリア料理をモッツァレラ専門店らしくアレンジし、よりカジュアルに楽しめるようになるそうです。

イタリア直送の水牛のモッツァレラを食べに『オービカ モッツァレラバー』へ
(画像=『PARIS mag』より引用)

これからの季節はよく冷えた白ワイン片手に、フレッシュなチーズを楽しむのにぴったりな季節です。ぜひ、『オービカ モッツァレラバー』で本場のモッツァレラとイタリアワインのマリアージュをお楽しみ下さい。

■お店情報
OBICÀ Mozzarella Bar 六本木ヒルズ店
住所:六本木6-4-1六本木ヒルズ ハリウッドビューティープラザ1F
電話:03-5786-6400
営業時間:[日〜木、祝日]11:00〜23:00 (L.O.22:00)、[金、土、祝日前]11:00〜24:00(L.O.23:00)


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