桃って、美味しいですよね。僕は大好きです。 桃にはいろんな種類があるのですが、普段よく食べる桃といえば、白桃と黄桃でしょう。
「私は白桃の方が好きだな」「いや、黄桃の方が美味しいよ!」 桃を食べなから、こんな会話をしたことがある人もいるんじゃないでしょうか。
しかし、本当は、味の違いが分かっていないのかもしれません!
先日実施した「味覚診断」にて、 白桃と黄桃、それぞれ目隠しをして皆さんに食べていただいた結果、 半分以上の人が、白桃を食べて「これは黄桃だ」と答えたのです!!
突然ですが、山梨で桃を栽培しているマルショウ農園の方へのインタビューをお伝えします。
「いやー、W杯、残念でしたね」
「え?」
「ところで、白桃と黄桃って、何が違うんでしょうか?」
「白桃と黄桃は、品種が違います。それぞれいろいろな品種があるので一概にはいえないんですけど、大きな違いは、味・食感にあります」
「なるほど。具体的には、どう違うんでしょうか?」
「そうですね、白桃は、熟すとやわらかく甘いですけど、黄桃は、熟しても歯ごたえがよく、甘味がそれほどありません」
「なるほど、黄桃の方は少し決定力が欠けるということですね?」
「はぁ」
「サッカー日本代表に一言お願いします」
「・・・・・」
「4年後は白桃を目指せということですね?本田は間違えて黄桃を目指してしまった、と」
「ちょっと、何言ってるかわかんないです」
「以上、“自分たちの桃”についてお伝えしました」
上記のインタビュー内容(一部改良しています)からもわかる通り、 白桃と黄桃は、品種が異なり、味・食感が異なる と言われています。
そこで、私たち日本味覚協会は、次のようなテスト(味覚診断)をしてみました。
(テスト内容)
はじめに、ある桃(黄桃)を食べ、
その後、3種類の桃(黄桃、白桃A、白桃B)を食べ、
はじめに食べた桃が3種類のうちどれかを当てる(目隠しをして実施)
さて、テスト結果は…
なんと、正解は45%のみ!!半分以上の方は白桃を黄桃と勘違いしてしまいました。 3択問題なので、勘で答えても33%が正解するのですが・・・
受診者のみなさん、桃の味の違いが分かったあなたは、 平均より味覚が優れてるので自信をもっていいですよ!
本日のまとめ
- 白桃と黄桃は、品種が異なり、味も違う
- 目隠しをすると、半分以上の人は白桃と黄桃の味が区別できなくなってしまう
- 桃をまるごとかぶりつく時は、ポタポタ汁が落ちるので 流し台に行って立ち食いすることをおススメします