SNSのフォロワーやブログの読者を数多く持つことで社会への影響力があるインフルエンサー。その中でもとりわけ影響力が大きいといわれるのがトップインフルエンサーです。海外では、日本よりも巨大なインフルエンサー市場が形成されています。では実際に、彼、彼女らはどのくらい稼いでいるのでしょうか。今回はトップインフルエンサーの懐事情を紹介します。

一般のインフルエンサーの稼ぎは?

インフルエンサーの主要なビジネスモデルは、商品やサービスを自身のSNSで紹介する代わりに、企業から報酬を受け取って稼いでいます。では1つの案件につき、どのくらいの料金が発生するものなのでしょうか?

SNSマーケティングの情報メディアである『The Marketing』がインフルエンサー100人に対して実施したアンケートによると、フォロワー数1,000~4,999人だと1つの案件につき平均3,834円、5,000~9,999人だと8,940円、1万~1万4,999人だと13,670円と、おおよそフォロワー1人につき1円に相当する金額の報酬を得ているとのことです。

もちろん、インフルエンサーの中にはPR投稿だけではなく、テレビやウェブ番組への出演に書籍の販売、講演への登壇など、さまざまな仕事を引き受けている人がいます。すべての活動を合わせると、さらに大きな収益を得ていると推察することもできるでしょう。

世界のトップインフルエンサーが手にする驚愕の収入!

では最も多く稼いでいるインフルエンサーは誰なのでしょうか?イギリスのソーシャルメディア・マーケティング会社であるホッパーHQが公表した「Instagramリッチ•リスト2019」によると、栄えある第1位はファッションモデルで女優のカイリー・ジェンナー。なんと1つの投稿につき約130万ドル(およそ1億3,775万円)も報酬を得ているといいます。

第2位はシンガーソングライターで女優のアリアナ・グランデで、1つの投稿につき約100万ドル(1億800万円)。続く第3位はサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドで、1つの投稿が約98万ドル(1億600万円)にものぼります。

さらに、第4位はモデルで女優、セレブタレントのキム・カーダシアンが約90万ドル(9,900万円)、第5位は歌手で女優のセレーナ・ゴメスで約89万ドル(9,600万円)です。めまいがしそうなほどの、とてつもない金額ですね!

また、アメリカの経済誌『フォーブス』が発表した「最も稼いだYouTubeスター2019」によると、第1位は8歳の少年ライアン・カジ。2018年6月1日から2019年6月1日までの年収の予想は、およそ2,600万ドル(28億3,000万円)ということでした。