現代の親たちは、子どもに将来どんな職業に就いてほしいと考えているのでしょうか。安定的な職業なのでしょうか、あるいは夢を追いかけてほしいのでしょうか。子どもが将来なりたいと思っている職業とのギャップについても見ていきましょう。

男女ともに安定感・専門性の高い職業が人気

この調査を実施したのは、ランドセル素材を製造するクラレです。4月に小学校に入学する男女各2,000名の親(4,000名)から回答を得て、その結果を毎年分析しています。今回紹介するのはその2020年版です。

<男の子の親の「就かせたい職業」TOP 5>

1位:公務員(19.8%)
2位:医師(8.6%)
3位:会社員(8.2%)
4位:スポーツ選手(8.0%)
5位:警察官(6.7%)

1位は「公務員」で2位を大きく引き離す結果となりました。過去の調査では連続して「スポーツ選手」がトップ3入りを果たしていましたが今回は4位に順位を下げ、クラレは「トップ3は安定感のある職業が占めました」と分析しています。

親が安定感を重視している一方、新小学1年生の男の子に聞いた「将来就きたい職業」では「スポーツ選手」が1位となっており、親と子の間にギャップが感じられます。