ビジネスシーン欠かせない「信頼」。これを勝ち取るためにもっとも大切なものが説得力です。頼りない、胡散臭い、こんなマイナス印象がついてしまうと、なかなか物事をスムーズに進めることができません。では、どんな表現に気をつければいいのでしょうか? 今回はビジネスシーンでのNG表現についてお話します。
ビジネスシーンでのNG表現って?
ビジネスシーンにおいて、もっとも大切なのは信頼です。たとえそれは、社内の人であっても、取引先などの社外であっても同じこと。信頼がないことには仕事を作ることはできません。では信頼とは、一体どういう場面で作られるのでしょうか?
その答えは、とても身近なところにあります。
信頼が作られるのに、大切な要素は「人間力」や「ビジネスマナー」です。
人間力というのは対人関係能力のことです。目標達成能力や、ストレス体制、粘り強さというようなマインドのことを差します。一方でビジネスマナーとは礼儀作法や見た目など、仕事をする人であれば最低限兼ね備えておきたいマナーのこと。言葉遣いもビジネスマナーに当たります。
けれど「言葉」というのは私たち人間にとってとても大事なもので、正しい言葉遣いはマナーでもありながら、対人関係能力である会話でも活かされます。つまり、信頼において大切な2つの要素をかけ合わせているのが言葉でもあるのです。
信頼関係を築くためには、適切な言葉選びや表現が必要になります。では、ビジネスシーンにおいて、ふさわしくない・信用を無くしてしまう言葉というのは、一体どんなものなのでしょうか?
曖昧な表現
ひとつめは曖昧な表現です。
「YES」とも「NO」とも取れない曖昧な表現は、仕事ではNG。もちろん仕事外でのやり取りでも好ましくありません。友人を遊びに誘ったのに「行けたらいくね」と返されたら、どう思いますか? 自分にマイナス印象をつけることのないように、このような言葉は使うのを控えましょう。
【よく使われる曖昧な表現】
一応◯◯しました/◯◯かもしれません/◯◯だと思います【変えるなら】
◯◯しました/◯◯だと想定(仮定)すると…/◯◯です
逃げ腰な表現
ハッキリと明確ではない・返答しきれない質問が飛んできたとしても逃げ腰に答えるのはNGです。ビジネスの場面での質問求められているのは、答えなのですから。
【よく使われる弱気な表現】
できれば◯◯をしたいのですが…/簡単に(すぐに)できることではありませんが…/◯◯なのですが…【変えるなら】
◯◯までお時間をいただいてもよろしいでしょうか(◯◯までにお戻します)/◯◯だと仮定すると(推定では…)/◯◯です
回りくどい表現
回りくどい表現も、相手に伝わることがないのでNGです。仕事では適切な表現で、わかりやすく話すスキルが求められます。話がダラダラと長く続いて、結果何が言いたいのか伝わらない。そんなことにならないように結論から話すことを癖づけましょう。
【よく使われる回りくどい表現】
まず背景からお話すると…/簡単に言うのは難しいのですが/それから〜◯◯で〜◯◯で〜等の終わりのない会話【正しくは】
結論から申しますと/一言でいうと/具体的には