見ているだけで心が癒やされる動物。「ペットを飼いたいけれど、コストもかさみそうだし、お世話が大変そう……」と、飼うのをためらっている人も少なくないでしょう。そこで今回は、飼育費用が安く、働くアラフォー女性でも飼いやすいペットを厳選してご紹介。おおよその飼育費用についても調査しましたので、参考にしてみてくださいね。

優雅に泳ぐ姿に癒やされる「金魚」

(写真=DJ Srki/Shutterstock.com)

金魚の販売価格

水中でゆらゆらと優雅に泳ぐ金魚は、癒やし効果たっぷり。金魚はお祭りなどで見かける和金をはじめ、出目金や琉金などさまざまな種類がありますが、安いものでは1匹当たり20~30円ほど、少し高いものでも1,000円しない程度で購入できます。

購入時に必要となる費用

水槽:2,000円~
エアレーション:2,000円~
水温計:500円~
水草:300円~
カルキ抜き:400円~

毎月かかる費用

エサ:200円~

これらは飼育に最低限必要となるアイテムですが、水槽の大きさで値段は大きく変わるほか、ろ過器や底砂など、ほかにも飼育グッズはたくさんあります。飼育環境によっても値段は変わってくるでしょう。

つぶらな瞳がたまらない「ハムスター」

(写真=Clari Massimiliano/Shutterstock.com)

ハムスターの販売価格

つぶらでまん丸とした瞳と、手のひらに載るほどのサイズ感がかわいらしいハムスター。ハムスターにはたくさんの種類が存在しますが、販売価格は1,000~3,000円前後で販売されています。

購入時に必要となる費用

ケージ:2,000円~
巣箱:1,000円~
回し車:1,000円~
トイレ:1,000円~
トイレ砂:300円~
給水ボトル:1,000円~ 

毎月かかる費用

エサ:500円~
トイレ砂:300円~

ハムスターは、購入費や初期費用を合わせても1万円もかかりません。さらに、毎月必要となるエサ代も数百円でそろえることが可能です。はじめての飼育セットといった、必要な道具がお得なお値段でセットになったものや、エサを余った野菜の皮などにすることで、さらに費用を抑えられそうです。

SNSでも人気沸騰中「デグー」

(写真=Kseniia Vorobeva/Shutterstock.com)

デグーの販売価格

デグーは、ネズミ科の動物で愛らしい姿から、近年ペットとして飼育する人が急増中。販売価格は2,000円~2万円程度と、種類によって大きく異なるようです。

購入時に必要となる費用

ケージ:5,000円~
回し車:2,000円~
暖房器具:2,000円~
給水ボトル:1,000円~
巣箱:1,000円~

毎月かかる費用

エサ:1,000円~

デグーの主食は牧草のため、毎月のエサ代が少し高めではあるものの、犬や猫に比べると比較的低い費用といえます。また、寒さに弱い動物のため、冬はヒーターなどの暖房器具や電気代がかかることも想定しておきましょう。

鳥の中でも人懐っこい性格「文鳥」

(写真=Kelly Marken/Shutterstock.com)

文鳥の販売価格

鳥の中でも泣き声が小さい文鳥は、ペットとしても人気。種類によって販売価格に差があるものの、1,500円~5,000円程度で購入することができます。

購入時に必要となる費用

ケージ:4,000円~
止まり木:300円~
水入れ:300円~
エサ入れ:300円~
暖房器具:2,000円~

毎月かかる費用

エサ:300円~

文鳥は体も小さいため、エサ代はそれほどかかりませんが、デグー同様に寒さに弱いため、冬はヒーターが必要です。ヒナから飼育する場合は、エサや水を与えるためのスポイトなども必要となるでしょう。

おとなしい性格の持ち主「うさぎ」

(写真=Evgeniy Goncharov photo/Shutterstock.com)

うさぎの販売価格

もふもふとした触り心地がたまらないうさぎは、性格もおとなしく女性に人気の高いペットです。ペットショップで購入することができ、3,000円~10万円程度で販売されています。

購入時に必要となる費用

ケージ:1万円~
エサ入れ:300円~
給水ボトル:1,000円~
トイレシーツ:2,000円~

毎月かかる費用

エサ:3,000円~
トイレシーツ:2,000円~

うさぎはしつけをしっかりすると、トイレを覚えてくれるため、最初が肝心です。また、年4回ほど換毛期もあり、その時期にはこまめなブラッシングが必要となることから、ブラシも用意しておくとよいでしょう。

費用面で余裕があるかをしっかり確認しよう!

ペットも大切な命。かわいいからというだけでなく、飼育するのにどれぐらいのお金が必要となるのか、費用面で余裕はあるのかなど、しっかり見極めたうえで、ペットとして迎えるのかどうかを検討することが大切です。本記事を参考に、憧れのペットライフを目指してみてくださいね。

文・万代未希(ファイナンシャル・プランナー)

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