京都在住歴20年以上の筆者が、四条烏丸の徒歩圏内にある、間違いないおすすめラーメン屋だけを厳選。すがり、たか松、にぼ次朗などの名店をおさえつつ、個性あるラーメン屋も紹介しています。
1. 鶏そば Ayam-YA(あやむや)
イスラム教徒も食べられるように対応したハラール(Halal)のラーメン屋さんです(日本の観光客にはイスラム教徒のインドネシア人も多い)。
ハラールなので、豚肉を取り扱った製品はありません。店内は外国人観光客がほとんど。異国情緒も楽しめます。
ラーメン(濃厚鶏そば醤油)
鶏白湯と魚介のスープのラーメンで、鶏肉の切り身が入っています。海外にあるラーメン屋のめちゃくちゃ美味しい店、くらいには、堂々と美味しいです。
ハラールはイスラム教徒が食べられない要素を除去しただけなので、これによって味にネガティブな変化が出ないことを証明したようなラーメンです。
950円
2. キラメキノ青空 -四条ムロマチ-
京都を中心に展開している、キラメキグループの店舗の一つ。四条通りに面しているので目立っています。店内はこじんまりとしており、小綺麗です。
ラーメン(にぼし鶏白湯)
鶏白湯だけ、にぼしだけ、鶏白湯と魚介、というスープの組み合わせはあるのですが、「鶏白湯とにぼし」というのはあまりないので、重宝します。
3,500円のカレーが平気で存在する物価が高いイスラエルで暮らす筆者からすると、3,000円を出せる味に思えました。外国人観光客にとっては、1,500円でも文句ないような味ではないでしょうか。
750円
3. 和醸良麺 すがり
おそらく四条烏丸・河原町エリアで最も有名なラーメン屋が「和醸良麺 すがり」。お店の外観と内装は伝統的な京都の民家です。いつもオープン前から列ができます。
中はおしゃれなブティックにでも来たかのような雰囲気。これがニューヨークや(筆者が暮らす)イスラエルだったら、超超超高級店といった佇まい。店内のBGMがヌジャベス(Nujabes)だったラーメン屋は、ここが初めてです。
ラーメン(もつつけ麺)
魚介系のスープにモツと麺を絡めて食べるので、圧倒的に印象に残る食べ応えでした。スープのお椀が「ストウブ/Staub」の鍋というのもオシャレです。
仮に欧米先進国の外国人の目線で見た場合、これが1,050円でファストフードというのは一生の思い出に残るくらいの衝撃だと思います。
1,050円
4. タンメンと餃子 KIBARU
先述した「キラメキノ青空」がある四条通り沿いにあります。看板が目立っているので、認知度は高いでしょう(目の前がバス停)。
ラーメン(タンメン)
野菜のうまみがきいた醤油のスープで、あっさりしています。にぼしとか魚介とかパイタンとかではない、日本のラーメンとはまたちがった美味しさ。逐一尖った日本のラーメンとは違って、毎日食べられる安心感のある味です。
750円
5. 四条にぼ次朗
ラーメン激戦区の四条烏丸エリアを代表するラーメン屋の一つです。路地を入っていったところにある趣のある空間。いかにも京都のラーメン屋といった雰囲気です。
ラーメン(にぼし醤油)
店名にあるとおり、ごりごりの煮干し味。とりあえず煮干しの醤油のラーメンが食いたいんだ!という時には、もう、にぼ次朗しかないだろうといった印象。トッピングなどのメニューのバリエーションも多いです(多様すぎて、初めて行った時には迷うかもしれません)。
800円
6. 麺ビストロ Nakano
おしゃれなカフェといった佇まいで、他と毛並みが違うラーメン屋。フランス料理のフォーマットでラーメンを提供するお店です。店名でもビストロと名乗っているとおり、ヨーロッパの路上の飯屋でRamenを実験した、というような雰囲気。
ラーメン(フォン・ド・ボライユ白醤油)
「フォン・ド〜」は「〜のダシ」、と言う意味です。フォン・ド・ヴォライユとは、白色の鶏の出汁で、「fond de volaille」と綴ります。つまり、あっさりめの鶏スープのラーメンということになります。鶏のだしが好きな人にはたまらない味です。
800円