入社して数年たつと、仕事にも慣れてきて結婚やマイホームの購入考える20代の方も多いのではないでしょうか?家を購入するとき、20代に限らずほとんどの人が利用するのが「住宅ローン」です。住宅ローンを組む際にポイントとなってくるのが金利。今回は、固定金利と変動金利の違い、さらに最近増えてきているネット専用住宅ローンをご紹介します。金利を賢く選択しましょう。

マイホームを購入するなら、住宅ローンを知っておこう

マイホームの購入を考える際には、まずは自分たちが“どのように暮らしたいか”をイメージし、一戸建・マンション、新築・中古、住む場所や価格帯を検討しましょう。

一戸建て・マンションどちらを購入する場合も決して安くはない買い物ですから、「住宅ローン」を利用する人がほとんどです。

ネットでのシミュレーションなど簡易的なもので構わないので「物件の価格」「世帯年収」「自己資金(頭金)」「年齢」「返済期間」から毎月の返済額を試算して、家計の負担になり過ぎないよう検討したいですね。

「住宅ローン」は用途が限定されているため、他のローン商品と比べて金利が低いのが特徴です。しかし、金利が低いとはいえ金額が大きく契約期間も長いので、金利の選択によって支払い総額が数十万円、場合によっては数百万円単位で変わってきますから慎重に検討したいところです。

自分の経済状況やライフプランを踏まえ、何を重視するかで住宅ローンの選び方も大きく変わります。20代のうちにマイホームを購入し住宅ローンを組めば、現役で働ける60歳程度まで30年以上ありますからゆとりをもって返済することができそうですね。

それでは具体的に「住宅ローン」の金利について見ていきましょう。

住宅ローンの固定金利と変動金利の違いは?

住宅ローンを組む際は金利タイプを選択します。金利には、主に固定タイプと変動タイプの2種類があります。

固定タイプ

借入時の金利がある一定期間(固定特約タイプ)もしくは最後までずっと変わらない(全期間固定)のが特徴です。特に全期間固定は当初予定されていた通りの金額を返済するため、毎月の金利変動に振り回されることがありません。計画的に返済したい人に向いています。

変動タイプ

金利が毎月または年2回見直される変動金利タイプは、返済計画が立てづらい一方で、固定タイプより金利が低いケースがあります。毎月の返済額にこだわらないなら、変動タイプを選ぶのも1つです。

金利は低いに越したことはない、それなら……?

固定タイプも最近では“ずっと固定金利”ではなく“一定期間だけ固定金利が継続する”ものがあります。これは、当初特約期間のみ金利が固定され、その後は変動金利や好きな期間の固定金利を再び選択できます。金利水準によって臨機応変な選択ができることから注目されています。

どちらの金利タイプを選択しても、住宅ローンを組むなら金利が低いに越したことはありませんね。そこで最近、「金利の低さ」からも注目されているネット専用住宅ローンを見てみましょう。