髪が硬い原因
①髪質の遺伝
家族に剛毛の人がいる場合は、遺伝が原因で髪が硬くなっている可能性がありますよ。硬さは髪を覆っている、ウロコ状のキューティクルの状態に左右されます。このキューティクルの枚数が遺伝によって生まれつき多いと、表面の層が厚くなり硬く太い髪になるのです。
キューティクルだけでなく、髪内部の80%を占めるコルテックス量が生まれつき多いと剛毛になる傾向があります。キューティクルの枚数が多く、コルテックスの量が多いというのは栄養が行き渡っており、髪を保護する機能が高いとも言えますよ。必ずしも、剛毛が悪いものという訳ではないということを覚えておきましょう。
②油水分バランスの崩れ
髪が硬い原因として次に考えられるのが、油水分バランスの崩れです。元々柔らかくても、日頃のダメージや乾燥によって髪の油水分バランスが崩れ、硬くなる可能性があります。油水分バランスが崩れてしまうと髪が硬くなるだけでなく、ゴワゴワとした髪質になってしまいますよ。
遺伝的に剛毛であるという場合でも、油水分バランスの崩れが更に髪を硬くしてしまっている可能性があります。髪内部の密度が高いと十分に水分を保つことができず、パサパサとしたまとまりのない硬い髪になってしまうのです。
③食生活の乱れ
食生活の乱れも、髪質に大きな影響を与えます。バランスの悪い偏った食事をすると、健康的な髪が生えにくくなってしまいますよ。特に糖質の多い食事をすると、糖が髪内部のタンパク質と結びつくことで、髪をゴワつかせてしまいます。
劣化したタンパク質が溜まりやすくなってしまい、どんどん健康的な髪が生えなくなってしまうので要注意です。また、脂質の多い食事は血行を悪くし、健康的な髪の毛が生えるのを邪魔してしまいます。硬いだけでなく、くせ毛にもなりやすいです。ジャンクフードや、菓子パンを頻繁に食べる方は特に注意しましょう。
髪を柔らかくするシャンプーの選び方
①アミノ酸系洗浄成分のシャンプーを選ぶ
髪が硬い人はアミノ酸系の、洗浄力が穏やかなシャンプーを選びましょう。石鹸系やアルコール系は洗浄力が高く、髪を乾燥させてしまうので要注意です。硬いだけでなく、パサパサとゴワつく髪質になってしまいます。アミノ酸系のシャンプーは、成分表に「ココイル〇〇」という成分名が書いてあることが多いです。
アミノ酸系の洗浄成分例
ココイルグルタミン酸Na
ココイルメチルアラニンNa
ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルタウリンNa
②植物由来のオイル配合を選ぶ
植物由来のオイルには髪を柔らかくしたり手触りを良くしたりする効果があるので、剛毛の方におすすめです。シャンプーにオイルが配合されていると、髪をコーティングし傷みを補修してくれますよ。
髪が硬いだけでなく、くせ毛で悩まされているという方には特に相性が良いです。成分表には「〇〇油」や「〇〇オイル」と記載されています。
髪が硬い人におすすめの植物由来オイル
椿オイル
アルガンオイル
バオバブオイル
ホホバオイル
オリーブオイル
③保湿成分配合のものを選ぶ
ダメージや乾燥によって髪がゴワゴワと硬くなってしまった場合は、しっかりと保湿成分で内部から潤わせることが大切です。剛毛でパサつきや広がりが気になるという方は、是非保湿成分を重視してシャンプーを選んでみてください。
髪が硬い人におすすめの保湿成分
加水分解ケラチン
コメヌカエキス
バリン
ヒアルロン酸Na
ユズエキス
コラーゲン
セラミド
スクワラン