iDeCoの死亡一時金に税金はかかる?
iDeCoの死亡一時金を受け取る際は、税金がかかります。注意したいのは、加入者が死亡してからの期間によって以下のように課税方法が変わることです。
▽iDeCoの死亡一時金の課税方法
加入者が死亡してからの期間 | 税金の種類 |
3年以内 | みなし相続財産として相続税が課税 |
3年超5年以内 | 受取人の一時所得として所得税が課税 |
5年超 | 死亡した人の相続財産として相続税が課税 |
3年以内に受け取った場合は、「みなし相続財産」となります。みなし相続財産とは、故人が亡くなったことによって相続人に受給権が発生し、相続人が受け取った財産のことです。
みなし相続財産には非課税枠が定められていて、死亡一時金が以下の金額以下であれば税金はかかりません。
非課税限度額 = 500万円 × 法定相続人の数
たとえば法定相続人の数が3人なら、1,500万円までは非課税で受け取ることができます。
iDeCoの加入は家族とよく相談しよう
加入者に万が一のことがあった場合、iDeCoの資産は全額が遺族に支給されるので、残された家族を守ることができます。遺族が受け取るためには請求する必要があり、早めに受け取ることで税金が非課税になる可能性があります。iDeCoに加入する際は、それを家族に伝えるのはもちろんのこと、万が一の時の手続きについてもよく相談しておきましょう。
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