山梨県には数多くの山があり、登山ルートもたくさんありますが、下山ルートに高速道路のサービスエリアを組み込めるのはなかなか希少なのではないでしょうか。自然を満喫した山登りの帰りに、整備された施設で一休みできてお土産も買えちゃう、おもしろルートのご紹介です。

水場を通って気持ち良く「扇山」を登ろう!!

(写真=alohaco 扇山の最寄である無人駅の鳥沢駅)

 

(写真=alohaco 丸太で橋渡しされている登山ルート)

山梨県の東側、大月市から上野原市にまたがる「扇山」は標高1,138mで、いくつかの登山ルートを有する山です。尾根伝いでとなりの山や峠に抜けられるので、いろいろなバリエーションが楽しめます。

そのなかでも最短の登頂ルートが、JR中央本線鳥沢駅を出発し、梨ノ木平登山口から登る水場を通るルート。登山口までは鳥沢駅から徒歩で1時間ほど登るか、駅近くのバス停から出ているバスを利用します。

(写真=lohaco 小さな水辺で一休み)

 

(写真=alohaco 朝霧の緑の中は気持ちがいい)

登山路は管理されているので、わかりやすく歩きやすい道となっています。季節の草木を眺めながら、ゆっくりあるいても1時間ほどで水場に着くことができます。飲み水として管理されているわけではありませんが、水の音と、冷たさに登山の疲れが癒されます。

(写真=alohaco 山頂手前で見える富士山)

途中、ツツジ群生地を過ぎ登っていくと、ところどころ、木々の合間から富士山を眺めることができます。徐々に目線が高くなっていくので、山頂に近づいていることも実感する瞬間です。

(写真=alohaco 山頂から望む富士山)

水場から1時間ほどの山頂は、100人ほど滞在できる広場のようになっています。登山口から山頂までゆっくり時間をかけても3時間ほどで登ることができるでしょう。登山初心者でも登りやすい山なので、気候のいい休みの日には多くの登山客で賑わっています。

 

談合坂SAを目指す下山ルート!!

(写真=alohaco 犬目宿登山ルート出入口)

下山ルートは、山頂から「四方津駅・犬目宿方面へ」という看板を目印に下りていきます。登りとは違うルートなので、景色もより楽しむことができます。途中、いくつか分岐点がありますが、仮に間違えたとしても旧甲州街道に出ることは変わりないので、道を外さなければ大丈夫です。