資産づくりのために、今からできることは?

これはあくまでシミュレーションですので、この計算通りに老後の生活を憂慮する必要はないでしょう。しかし、どれくらいの生活費が必要かわからない限り、老後資金の計画を立てることもできません。これらを参考に、自分自身の経済状況と照らし合わせて、どのような準備が必要か検討していきましょう。

そして早めに取り組んでおきたいのが“資産運用”です。現在は超低金利時代と言われ、銀行にお金を預けていてもほとんどふやすことはできません。資産運用は元本割れリスクもあるので、基本的な知識を備え、できるだけリスクを抑えることが重要です。

資産運用の中でも、「投資信託」はプロに運用を任せることができ、初心者でもはじめやすいと言えます。とくに少額から長期的な積立投資を支援する「つみたてNISA」の制度を利用すれば最長20年の間、毎年40万円を上限に非課税で運用することも可能です。(非課税の対象にはいくつかの条件があります)

銀行をはじめとした金融機関のWebサイトでは、「投資信託」や「つみたてNISA」の情報はもちろん、シミュレーションツールなどが充実しています。老後の生活について考えはじめた際には、老後のプランとあわせて資金づくりの計画も取り組んでみるといいでしょう。

老後にどんな生活をしたいか考えることからはじめる

老後の生活はどうなるのだろう、と憂いているだけでは解決できません。まずは、日本年金機構から送られてくる「年金定期便」をチェックして、自分がどれくらいの年金を受け取ることができるか確認してみましょう。あわせて、どんな生活を送りたいか計画します。

今からできる資産運用形成を検討するためにも、現在の仕事や家族、貯蓄を踏まえて、まずはどんな老後生活を送りたいかを考え、シミュレーションすることから始めてみましょう。

提供・UpU

【こちらの記事も読まれています】
銀行で賢く貯金する方法は?おすすめ銀行と実践したい貯金習慣
【初心者向け】ネット銀行で口座開設する前に知っておきたいこと
FPが選ぶ、預金をするのにおすすめの銀行6選
低金利時代でも金利は重要!金利が高めの銀行ベスト10
気になる日本のネット銀行ランキング 危ない銀行って本当にあるの?