九州の北、玄界灘に浮かぶ壱岐島(いきしま)。飛行機や船で行くことができますが、福岡や佐賀から距離も近いので、道中も楽しめる船の旅がおススメです!ここでは、フェリーや高速船でのアクセス方法を紹介します。

福岡・佐賀から船で渡れる壱岐島

写真:れいちゃん

玄界灘に浮かぶ壱岐島。南北に約17キロメートル、東西に約15キロメートル、人口約26,000人(2020年6月末現在)の小さな島です。

壱岐は、対馬と並んで、古くから大陸との間を結ぶ交通の中継点でもありました。エメラルドグリーンの美しい海に囲まれ、海の幸も山の幸も豊富、150以上もの神社があるパワースポットでもあり、多くの魅力にあふれる島です。

壱岐は長崎県ですが、博多(福岡県)または唐津(佐賀県)から船で渡るのが便利です。九州郵船\<から、高速船(ジェットフォイル)とフェリーが出ています。

それでは、船でのアクセス方法を3つ紹介します。

博多(福岡)から高速船で

写真:PIXTA

高速船(ジェットフォイル)の「ヴィーナス」「ヴィーナス2」は、博多から壱岐の間を片道約70分で結んでいます。快適に移動できますし、時間を有効に使いたい方にはおススメ。日帰りで往復することもできます。

船内案内

定員は257名。1階と2階があります。全て指定席で、シートベルト着装となっています。船内には、売店や冷水機などがあります。

便数、料金、予約方法など

通常は1日4往復、繁忙期には5往復になります。料金は、片道4,620円(税込)です。小学生は半額、1才~小学生未満は大人1名につき1名無料。

予約は、九州郵船のホームページから(会員登録が必要)、または電話で。予約できるのは、乗船日の1ヶ月前から前日までとなっています。

乗り場へのアクセス

写真:れいちゃん

博多駅または天神から、西鉄バスの「博多ふ頭」行きに乗車。博多駅から約15分、天神から約12分、「博多ふ頭(ベイサイドプレイス)」で下車します。福岡空港からの場合は、地下鉄で博多駅へ行き、西鉄バスに乗り換えます。「博多ふ頭第二ターミナル」が乗り場です。

また壱岐での発着は、郷ノ浦港(島の西側)、または、芦辺港(島の東側)です。

博多(福岡)からフェリーで

写真:れいちゃん

フェリーは、博多から「フェリーきずな」「フェリーちくし」が出港しています。所用時間は、片道約2時間10~20分です。

船内案内

「フェリーきずな」は定員678名、「フェリーちくし」は定員753名。いずれも船室は、1等・2等指定・2等自由があります。

船内には、案内所、ラウンジ、自動販売機、給湯・冷水機などがあります。売店はありませんので、必要なものは乗船前に購入しておきましょう。また、「フェリーきずな」はバリアフリー仕様で、エレベーター、バリアフリー席、車いすスペース、多目的トイレなどがあります。

便数、料金、予約方法など

写真:れいちゃん

通常は1日4往復、繁忙期には5往復になります。そのうち2往復は対馬行きで、壱岐を経由していきます。

片道の料金は、1等3,210円(税込)、2等指定2,740円(税込)、2等自由2,270円(税込)です。小学生は半額、1才~小学生未満は大人1名につき1名無料。

予約は電話のみで、予約できるのは1等と2等指定のみです。2等自由は、当日窓口で受付、先着順ですので、早めに港に着いておくようにしましょう。

車、バイク、自転車を積載する場合

車やバイク、自転車を積むことができます。車は予約可能で、予約した場合は出港の50分前までが乗船手続きです。バイクや自転車は、予約なしの当日受付で、出港50分前までに手続きする必要がありますが、台数制限があるので早めに港に着いておくようにしましょう。

料金は大きさによりますので、ホームページでご確認ください。自動車の料金には、運転者1名分の料金(2等)が含まれています。

乗り場へのアクセス

高速船の場合と同じです。