定年後の生活に備えるために、今できること
せっかくのセカンドライフを、お金のことで悩みながら過ごすのはもったいないですよね。ゆとりある老後生活を送るため、早いうちから資金計画を立てておきましょう。
60歳の定年退職後も働く
最近では、定年退職後も働く選択をする人が増えてきています。現役時代の給与水準は望めなくても、年金が支給されるまでの5年間、安定した収入があるのと無いのとでは大きく異なります。
定年や定年退職後の雇用についての対応は、企業によってさまざまです。自分の勤務先の定年制度をしっかり把握し、何歳まで働くのかビジョンを持っておきましょう。
資産運用で老後の生活に備える
現役時代に資産形成し、老後の不安を取り除いておくのも1つの選択肢です。老後に備えるなら「iDeCo」や「つみたてNISA」といった制度を活用した投資をはじめてもよいでしょう。
・iDeCo
iDeCoとは、自分で毎月掛け金を支払い、運用しながら年金を積み立てる私的年金制度です。10年の加入期間があれば、60歳から年金として受け取れるので、60歳で定年退職しても一定の収入を得られる安心感があります。掛け金が所得控除の対象になり、運用益や受け取る年金も税制面での優遇があります。
ただし、iDeCoは60歳になるまで引き出せないというデメリットがあります。いつでも引き出せる自由度を求めるなら、つみたてNISAを検討しましょう。
・つみたてNISA
つみたてNISAは、毎年40万円までの投資に対する運用益が最長20年間非課税になる制度です。金融庁の基準をクリアした金融商品だけをとり扱っていることなどから、投資初心者でもスタートしやすい制度と言われています。
ただし、投資にはリスクをともなうので、余裕資金で運用することが大切です。それぞれの制度や金融商品が持つ特徴を知り、自分のライプランに合った方法で資産形成を始めましょう。
老後の不安を解消しよう!
老後2,000万円問題をはじめ、定年退職後の生活に漠然とした不安を覚えている人は多いでしょう。その一方で定年年齢の引き上げや、投資のハードルを引き下げる税制優遇制度などが生まれるなど資産形成をしやすい状況も整えられてきています。まずは、どれくらいのお金が必要なのかを試算し、現実的な数字に落とし込むことで、老後の不安を少しずつ解消していきましょう。
提供・UpU
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