ランプの明かりを楽しむ
電気のないこの宿で、部屋や廊下、風呂場など館内全てを明るく灯しているのがランプですが、毎日手入れされています。敷地内にあるランプ小屋で手入れされる数は、一日200個にもなるそうです。
少し日が暮れる前からランプには明かりがともされ日が段々と暮れてくると、見慣れた蛍光灯の明かりとは異なる暖かな明かりが一帯を包み込みます。
徐々に目が慣れてくると十分な明かりが館内を満たしてくれます。特に帳場の雰囲気は別の世界へ来たかのような不思議な気持ちになります。
周囲に明かりがなく、宿自体もランプの明かりだけになるため、晴れた日の夜には零れ落ちるほどの満天の星空が広がっています。これもこの宿ならではの楽しみの一つです。
この記事を書いたトラベルライターから一言
温泉旅行となればゆっくりしたいと思いつつも、同行者と遅くまで飲んでしまったり、せっかくだからと周辺の湯めぐりや立ち寄り湯の計画も立ててしまって、結局ゆっくり出来なかったなんてことも多いはず。このランプの宿では静かにゆっくりと時が流れていて、急な連絡も入ってこないので本当に身も心もデトックスできました。
日が暮れるのが早い秋冬は特に眠くなるのも早くなり、日の光と自然の音で起床するという本来のあるべき人間のリズムで滞在できるので、目覚めが恐ろしいほどスッキリしていました。こんな体験はなかなか他では味わえないものです。(dory)
提供:トリップノート
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