新型コロナウイルスの感染リスクを下げるほか、待ち時間軽減などのため、大手都市銀行では窓口手続きの予約制を導入する動きが加速しています。その一方で、最近はインターネットやスマートフォンアプリを使った口座開設が主流となってきました。この記事では新しい口座開設の方法とあわせて、インターネットバンキングの魅力を紹介します。

窓口に行かなくても銀行口座が作れる!

(画像提供:ma-bo/stock.adobe.com)

銀行口座を開設するときは、「本人確認書類と印鑑を用意して、店頭窓口に足を運ぶもの」と考えている人も多いでしょう。しかし最近では、次のような方法で手軽に銀行口座を開設できます。

  • インターネット
  • 口座開設専用アプリ(スマートフォン)
  • 店頭(店舗)窓口

上記の通り、店頭に行かなくてもインターネットやアプリで手軽に申し込みが可能で、新型コロナウイルスの影響で外出や人との接触を控える状況にも大変助かります。とくにアプリを使うことで、スマートに口座開設の手続きをすることができますよ。

スマホのアプリで、銀行口座を開こう!

(画像提供:rostislav-sedlacek/stock.adobe.com)

近ごろ、大手銀行では口座の開設にスマートフォンのアプリを使うのが主流です。インターネット(ホームページ)での口座開設も便利ですが、アプリでの口座開設は本人確認書類のアップロードが手軽で、銀行によっては即日口座番号を確認できるなどメリットが多くあります。基本的な手順は次の通りです。

  1. アプリのダウンロード
  2. 本人確認書類をスマホで撮影・アップロード
  3. アプリ内で必要情報を入力
  4. キャッシュカードが到着

それぞれ、順を追って詳しく見ていきましょう。

1.アプリのダウンロード

まずは、口座開設専用のアプリをダウンロードしましょう。銀行HPなどにあるQRコードを読み込むほか、「Google Play」「App Store」で検索して必要なアプリを取得することができます。

口座を管理する(インターネットバンキングなどの)銀行アプリとは異なるので、注意しましょう。

2.本人確認書類をスマホで撮影・アップロード

アプリの案内にしたがって、本人確認書類をアップロードします。一般的にはスマートフォンのカメラで撮影すればOKです。

本人確認書類は、運転免許証のほか、パスポート、個人番号(マイナンバー)カード、健康保険証など、銀行によって異なります。銀行によっては、本人確認書類として運転免許証を持っていることを条件にしている場合もあるので注意しましょう。

3.アプリ内で必要情報を入力

続いてアプリ内で、名前や住所などの必要な情報を入力します。基本的な手続きはここまで!銀行窓口へ足を運ぶ必要もなく、申し込み書類の記入や印鑑の押印も不要です。

最後に、受付(申し込みもしくは仮登録などの)完了メールが届いたら、案内に沿って手続きを完了させましょう。

4.キャッシュカードが到着

手続きが完了すれば、その後1~2週間ほどでキャッシュカードが到着します。キャッシュカードが手元に届けばATMなどを利用できるほか、口座番号を確認できればそのまま「インターネットバンキング」の利用が可能になるでしょう。