1400年の悠久の歴史を誇る土湯温泉は、多種類の泉質をもつ福島の奥座敷。そんな温泉街に宿泊して、ショッピングや地元グルメ、いで湯に自然満喫と、土湯温泉周辺でのんびり過ごす、リフレッシュをお約束する1泊2日をご提案します。
土湯(つちゆ)温泉があるのは?
福島市の西部、磐梯(ばんだい)朝日国立公園に含まれる地で、吾妻連峰の東側の裾野に位置します。古くから温泉保養地としての歴史を持ち、泉質は、無色透明の単純温泉ですが、宿によっては硫黄泉や炭酸水素塩泉など、独自の源泉を持つお宿もあります。また、土湯温泉は遠刈田(とおがった)、鳴子(なるこ)と並ぶ三大こけし発祥地と言われています。
土湯温泉に泊まる1泊2日のモデルプラン
- 1日目:福島駅 – フルーツラインで果物狩り - アンナガーデン - 土湯温泉散策
- 2日目:土湯温泉 - 四季の里 - 福島駅
【1日目】フルーツラインで果物狩り
福島は年間の降水量が少なく、果物にとって恵まれた環境といわれています。サクランボ・モモ・ナシ・ブドウ・リンゴ・カキなど四季折々のくだものが生産され、味も美味しいと評判になり、「フルーツ王国」と呼ばれるようになりました。
福島駅から車で20分の場所・県道5号線沿いに果樹農家が多くあることから「フルーツライン」と呼ばれており、それぞれの季節には、果物の収穫体験を楽しめます。フルーツラインに限らず、果物狩りを楽しめる果樹園は周辺に多数あるので、福島市農政部農業振興課による公式サイトをご覧ください。ただし、冬季の果物狩りは閉鎖になります。
【1日目】アンナガーデンでランチとショッピング
フルーツラインの県道5号線から車で約15分。福島県福島市の小高い丘の上にあるアンナガーデンには、聖アンナ教会を中心に、個性豊かなショップが揃っています。丘の起伏を活かし、点在しているショップを巡っていると、ヨーロッパの街を散策しているような気分になれるかも。
四季折々の風景を眺めながら、地ビールやカフェメニュー、イタリアンなどのグルメを楽しんだり、おしゃれな雑貨や味わいのある器を探したり、ショッピングも楽しめるスポットです。他にも、アンティーク家具に輸入雑貨、アクセサリーに駄菓子など、店舗によって扱う商品も様々なので、お気に入りがきっと見つかるはずです。
【1日目】土湯温泉散策
アンナガーデンから車で30分も走ると、土湯温泉に到着。福島駅から直接向かっても45分ほどです。巨大なこけしがお出迎えしてくれる土湯温泉は、町を流れる荒川にそって温泉宿が並んでいます。近年、荒川の河川敷も整備されたので、清流をながめながら、そぞろ歩きも楽しめるようになりました。
足湯めぐりに名物プリンも楽しんで
町中には、土産店の他、こけしのギャラリーや、こけし作りが体験できる工房などもあります。こじんまりとした温泉街なのですが、月のゆぶじぇ、きぼっこの湯、かじかの湯など、町の各所に足湯が点在しているので、散策がてら気軽に足湯を楽しむこともできます。お勧めは、町の中心部にあるきぼっこの湯。可愛らしい石造りのこけしがお湯の中にちょこんとつかっていますよ。
周辺には、人気の「おんせんたまごとプリンの専門店 源泉湯庵(げんせんゆあん) 森山」があります。地養卵の温泉卵で作られた湯庵プリンには、プレーン(350円)の他、はちみつ(388円)や季節のフルーツジュレがのったタイプもあります。おいしいプリンや温泉卵を頂きながら、足湯に浸かるのも幸せですね。