レーダーチャート(味覚評価/採点法)
今回は、「きのこの山」、「たけのこの里」の味の要素として、
1.チョコの甘味
2.チョコのミルク感
3.チョコのカカオ感
4.チョコのなめらかさ(口溶け)
5.クッキー(クラッカー)のサクサクさ(歯ごたえ)
6.クッキー(クラッカー)のバター感
7.クッキー(クラッカー)の甘さ
の7項目を設定し、
各項目について5点満点で味覚評価(採点法)を行いました。
結果は、以下の通りです。
味の違いに大きな差があるには一目瞭然ですね!
それぞれの「違い」については、後に詳しく述べるとして、、
同じくらいの数値になったのは「チョコのなめらかさ」です。
両者とも程よい口溶けでした!
原材料表示と味覚評価の関係
次に、原材料表示を見比べてみます。
【きのこの山】
【たけのこの里】
まとめると、以下のようになります。
【きのこの山】砂糖、小麦粉、カカオマス、植物油脂、全粉乳、ココアバター、乳糖、ショートニング 等
【たけのこの里】砂糖、小麦粉、全粉乳、カカオマス、ショートニング、鶏卵、植物油脂、ココアバター 等
「きのこの山」は、「クラッカー」
「たけのこの里」は、「クッキー」なので、
「きのこの山」には卵は使われず、「たけのこの里」には卵が使われていることが分かります。
続いて、それぞれの特徴について述べていきます。
「きのこの山」の特徴
きのこの山のチョコは、明治のホームページにもあるように、
外側が「カカオが香るチョコレート」、
内側が「まろやかなミルクチョコレート」
の2層構造になっています。
原材料表示では、全粉乳よりカカオマスの方が多い(記載順が先)ですが、
味覚評価では、(たけのこの里より)チョコの甘味とミルク感を強く感じました。
逆に、クラッカー部分では、甘味を感じなかったことから、
チョコ=甘い
クラッカー=甘くない
の構図となり、対比される形でチョコがより甘く感じられた可能性が高いと思います。
「たけのこの里」の特徴
たけのこの里もきのこの山と同様に、チョコレート部分については、
外側が「カカオが香るチョコレート」、
内側が「まろやかなミルクチョコレート」
の2層構造になっています。
たけのこの里は、クッキー部分についてバターの風味や甘味を強く感じた分、
クッキー=甘い
チョコ=甘くない
の構図となり、チョコレート部分についてはカカオ感を強く感じやすくなったのだと思います。
おいしさの評価
これらを受けて、
日本味覚協会は、各評価者が感じた「おいしさ」について、5点満点で評価しました。
その結果はこちらです!
今回のおいしさ評点は、どちらもそれぞれの特徴があるため評価が難しく、どちらもおいしい!
という印象でしたが
日本味覚協会の審査員の中では、
「甘すぎずカカオの香るチョコ」を好む声が多く、
「たけのこの里」の方が高評価という結果になりました!!
日本味覚協会ではこのような味覚評価(商品評価)をインスタグラムにて公開しています!
よろしければフォローしてみてくださいね!
また、味覚評価してほしい食べ物のリクエストなどもたくさんお待ちしております!!!
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本日のまとめ
・きのこの山は、「甘さミルク感強めチョコ」×「塩気サクサククラッカー」
・たけのこの里は、「カカオ感強め甘さ控えめチョコ」×「バターしっとりクッキー」
・今は論争に終止符が打たれ「ノーサイド協定」が締結されています
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提供・味覚ステーション
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