ファンドラップとロボアドバイザーは、どちらも長期投資を“お任せ”できるサービスです。しかし、手数料や運用方法といった詳細には、いくつかの異なる点もあります。それぞれの特徴を確認し、自分に合ったサービスを選んで資産運用を成功させましょう。

ファンドラップもロボアドバイザーも投資一任サービス

ファンドラップもロボアドバイザーも、長期の資産運用を目的とした投資一任サービスです。投資一任サービスとは、投資家の投資方針やリスク許容度・投資の目的などに合わせて、投資家に代わり運用を行うサービスをいいます。

資産運用は、気に入った銘柄を購入するだけではうまくいきません。成功のためには、以下を行う必要があります。

  • 投資方針に合った銘柄選び
  • 複数銘柄への分散投資によるリスクの軽減
  • ポートフォリオ(投資資産の組み合わせ)の見直し
  • タイミングを見計らっての売買 これらの作業を、投資家に代わって行ってくれるのが投資一任サービスです。

    投資の専門家にお任せ。ファンドラップのメリット・デメリット

    ファンドラップは、銀行や証券会社といった金融機関の専門スタッフが投資家の資金を預かり、運用するサービスです。ファンドラップには、以下のメリットとデメリットがあります。

    ファンドラップのメリット

    ファンドラップのメリットは、専門家に相談しながら運用を任せられる点です。金融機関によっては、将来の資金計画や相続などを考慮したプランの提案も行っています。

    ファンドラップのデメリット

ファンドラップのデメリットは、コストが比較的高い点です。ファンドラップでは、たとえば投資信託の保有中にかかる信託報酬といった金融商品自体の手数料のほかに、投資顧問報酬がかかります。報酬額は金融機関により異なりますが、おおむね1~1.5%程度です。また、ファンドラップでは、最低投資金額が300万円以上など、ある程度まとまった資金が必要な点も注意しましょう。