女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2021年4月19日 記事は取材時の状況)
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子供のころ、学校の先生に向かって「お父さん(お母さん)」と間違えて呼んでしまったことはありませんか?

でも、同じような呼び間違えは、大人でもたまにやってしまうもの。ソフトウェアメーカーに勤める山本典子さん(仮名・28歳)は、就職1年目に当時所属していた営業部の課長をうっかり「お父さん!」と呼んでしまったといいます。
◆「お父さん」と言われ上司はフリーズ
「入社してまだ3か月経たないくらいのころで、毎日テンパりながら働いている状態です。納品書に上司の確認印が必要で、課長のデスクに行ったのですが、思わず『お父さん、納品書にハンコをお願いします!』って言っちゃったんです……」
すぐに気づいて「しまった!」と思いましたが、課長は彼女のほうに顔を向けたままフリーズ。部署の先輩たちがパソコンのキーボードを叩く音もパタッと止み、嫌な沈黙が流れます。
「時間にして1~2秒だったと思いますが、私にはものすごく長く感じました。お笑いコンビのぺこぱの松陰寺さんの決めゼリフ『時を戻そう』じゃないですけど、ほんの少し前でいいからタイムスリップさせてほしかったです(苦笑)」

当時、営業部に配属されてからまだ日が浅かったですが、仕事の覚えも早く上司や同僚からは“期待の新人”と持ち上げられていたとか。それまで特にミスをすることもなかった典子さんとっては、これが入社後初めての失態でした。