京都にはショッピング/買い物を楽しめるスポットが無数に存在しますが、この記事では、洗練されたコンセプトや空間で一線を画す話題の商業施設のみ厳選しています。どれも入場料を取っても良さそうな、おしゃれな空間です。
1. 新風館(しんぷうかん)
京都のランドマークとして認識されている商業施設です。京都最大の繁華街・四条河原町に近い「烏丸御池(からすまおいけ)」にあります。
建物自体は大正15年(1926年)に建築され、「旧京都中央電話局」として京都市指定・登録文化財一号に指定されています。2001年に新風館となり、2020年にリノベーションして現在に至ります。現在の建物は隈研吾氏がデザインを監修したもので、中庭には京都出身のアーティスト名和晃平の作品が展示されています。
とくに空間が洗練されており、広大なミュージアムの中を歩いているような感覚が味わえます。国内外を意識した流行の最先端を捉えつつ、京都らしさが表現されたような商業施設です。ファッション、インテリア、雑貨が中心で、飲食店も複数あり、どのお店も隙がないセレクトといった印象。地下にある個性的な映画館「アップリンク京都」も有名です。
2. GOOD NATURE STATION(グッドネイチャーステーション)
2019年12月に四条河原町にオープンした、「心と体にいいことをもっと楽しむ」というライフスタイルを提案している商業施設です。
四条河原町の雰囲気。
SDGsに通ずるような、未来志向で意識の高い消費活動を応援してくれるようなコンセプトです。 1階は食品売り場と飲食店、2階はレストランフロア、3階は雑貨・コスメ売り場となっています。3階建てのミュージアムに入ったような気分で、今までの「商業施設」「ショッピングモール」という概念を覆してくれるような感覚があります。
アクセス:阪急「京都河原町」から徒歩2分(160m)
3. 京都BAL(きょうとバル)
2019年に四条河原町にリニューアルオープンした6階建の商業施設。京都の人に「オシャレなショッピングモール/買い物スポットはどこ?」と聞くと、まず最初に返ってくる答えのひとつです。アパレル、インテリア、雑貨、カフェなどがあり、地下の「丸善書店」は京都最大級の書店となっています。
アクセス:阪急「京都河原町」から徒歩5分(350m)
4. SUINA室町(スイナむろまち)
2019年3月、烏丸御池や四条河原町からすぐの四条烏丸、「京都経済センター」の内部にオープンした商業施設です。
京都らしく洗練されたコンテンポラリーかつこじゃれた空間で、地下一階にフードモール、1階に大垣書店&飲食スペース、2階にポケモンセンター京都があります。四条烏丸のバス停&交差点でまず目に飛び込んで来るのがSUINA室町の看板なので、知名度も高いです。大垣書店は、日本の知のトレンドと京都の魅力がうまくキュレーションされています。
5. COCON KARASUMA(ココン・カラスマ)
建築家の隈研吾氏によって再生され、2004年にリニューアルオープンした3階建ての商業施設です。インテリアとアートに強いというイメージがあります。1階の半分と2階まるごとがACTUS(アクタス)の店舗になっており、これらのフロアはインテリアのイメージが強いです。3階には「京都シネマ」や、京都精華大学のサテライトスペース「kara-S(カラス)」があり、こちらは文化・アートの香りが強いフロアとなっています。
アクセス:阪急「烏丸駅」or地下鉄「四条駅」すぐ、京都市バス「四条烏丸駅」すぐ
6. LAQUE四条烏丸(ラクエしじょうからすま)
2010年に四条烏丸にオープンした3階建ての商業施設で、SUINA室町の近所にあります。
「おしゃれな買い物スポットの重鎮」のような印象を持たれています。「上質なオトナのためのファッションビル」と謳っており、 女性向けの店舗が充実しています。2階にあるスターバックスも人気です。女性ファッションを扱うスポットというイメージが強いLAQUE四条烏丸ですが、観葉植物専門店「about her.」の大型植物の品揃えもすばらしいです。
アクセス:阪急「烏丸駅」or地下鉄「四条駅」すぐ、京都市バス「四条烏丸駅」すぐ