お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が4月1日放送の情報番組『DayDay.』(日本テレビ系)で語った一言が、大きな波紋を広げている。
3月31日に行われた元タレントの中居正広氏による女性とのトラブルを巡る一連の問題で局員の関与が指摘されたフジテレビ(CX)と親会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)が設置した第三者委員会による調査報告会見を受け、山里は番組冒頭で「かなり厳しい内容だな、と。衝撃を受けて……」と神妙な表情で言葉を紡いだ。
さらに、「僕はこの言葉が誰かを傷つけないといいなと……」と続けたが、この歯切れの悪い言葉が視聴者の不信感を招いているという。
山里は約2カ月前に「週刊文春」(文藝春秋)が中居氏とフジテレビを巡る報道に関し、記事に一部誤りがあったとして訂正した際、同番組で「結局じゃあ、フジテレビは関与してなかったってことになるわけでしょ。そうなるともう、今回のことの騒動の根本が違うわけで」とコメントしていた。
「しかし、第三者委員会の報告によって、フジ側がハラスメント被害の存在を認識していながら放置していた事実が明らかになった。にもかかわらず、山里はその点に対する自己検証を怠ったことで、インターネット上では『自分の誤報に対して一切触れないのは無責任すぎる』などといった批判が多数見受けられ、“MC失格”の烙印を押す動きが広がっています」(週刊誌の芸能記者)
なかなかに厳しい世間の反応だが、芸能ジャーナリストの竹下光氏は語る。
「山里さんは文春サイドが記事を訂正したという事実を受けて、あくまで自分の感想を口にしたわけで謝罪や修正まで求めるのは酷な気もします。ただ、あの時点で文春サイドが訂正した内容を加味しても、今回の問題について“フジテレビ=関与してなかった”とはならず、ハッキリと『関与していない』と言い切るのは早計だったようには思いますね」