現在、第2週が放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』(午前8時~)。第1週の平均世帯視聴率で朝ドラ前作『おむすび』を下回ったが、第2週で“初回超え”の上昇を見せている。
『あんぱん』作劇の筋の悪さを補う「のぶ」&「ヤム」の存在感
『あんぱん』主演オーディションは『半分、青い。』ぶり
朝ドラ第112作『あんぱん』は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルとするフィクションのドラマオリジナル作品。主演は今田美桜で、東京制作の朝ドラとしては第98作『半分、青い。』の永野芽郁以来7年ぶりとなる主演オーディションで決定した。
今田は主人公・朝田のぶを演じ、北村匠海、加瀬亮、江口のりこ、河合優実、竹野内豊、妻夫木聡、阿部サダヲ、松嶋菜々子など主役級の錚々たる役者が脇を固める。
第1週「人間なんてさみしいね」では、冒頭から昭和初期、高知の町中を走る少女「ハチキンおのぶ」ことのぶ(永瀬ゆずな)が登場。祖父・釜次(吉田鋼太郎)が営む石屋を継ぐ気がない父・結太郎(加瀬亮)は商事会社で国内外を飛び回っており、のぶに「女子も大志を抱け」と語る。
一方、幼い時に父・清(二宮和也)を病気で亡くした少年・柳井嵩(木村優来)は、母・登美子(松嶋菜々子)に連れられて御免与町にある柳井医院を営む伯父・寛(竹野内豊)の家に引き取られ、転校先の小学校でのぶに出会う。そんな矢先、朝田家に結太郎の訃報の知らせが入る――。
『あんぱん』加瀬亮の“早期退場”にファンショック
第4話で結太郎が他界するという衝撃の展開に、ネット上では「加瀬亮の退場早すぎ!」「加瀬亮目当てで見てたのに……」などとショックを訴える加瀬ファンが続出。
一方、大御所の中園ミホ氏が手掛ける脚本とあってストーリーは概ね好評なようで「第1週だけでも、何が起こるかわからないワクワクが詰まってた!」「まだ始まったばかりだけど、『おむすび』の100倍おもしろい」といった好意的も声が目立つ。