免許取り立ての娘が「軽自動車だから軽油だと思った」とパニックで帰宅! 誤った油種を入れてしまうと、修理に「50万円」以上かかる場合も!? 対処法を解説
「軽自動車だから、軽油を入れると思ってた……」 車に詳しい人なら信じられないかもしれませんが、燃料の種類を間違えるトラブルは意外と発生しています。特に、免許を取ったばかりで車の知識にうとい人であれば「軽自動車だから軽油」と勘違いしてしまうケースは少なくないようです。   しかし、ガソリン車に軽油を入れてしまうと、エンジンの故障につながる可能性が高く、最悪の場合、高額な修理費用が発生することもあります。もし燃料を間違えてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。   本記事では、誤った燃料を入れたときの対処方法、故障したときにかかる費用、そして燃料の違いについて詳しく解説します。

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ガソリン・軽油、燃料の違いは何?

ガソリンには「レギュラー」と「ハイオク」の2種類があり、ディーゼルエンジン用の「軽油」とは性質が異なるものです。ガソリンの種類はオクタン価によって分けられ、この数値はガソリンのノッキング(異常燃焼)を防ぐ性能を示します。数値が高いほどエンジンがスムーズに動きやすくなります。
一方、ディーゼルエンジンでは燃えやすさを示す指標として「セタン価」が使われます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
 
【レギュラー(ガソリン)】
オクタン価が約90~91で、最も一般的な燃料です。価格が比較的安価で、多くの普通車がこの燃料を使用するよう設計されています。適切な燃料を使用することで、エンジンの性能を最大限に発揮でき、メンテナンスコストも抑えられます。
 
【ハイオク(ガソリン)】
オクタン価が95~100と高く、高性能車向けの燃料です。ノッキングを防ぎ、エンジンの性能を引き出しますが、価格が高めです。指定された車両以外で使用すると、性能に影響を与えることもあります。
 
【軽油】
ディーゼルエンジン専用の燃料で、エネルギー密度が高く燃費が良いのが特徴です。価格が安価で、大型車やトラックに適しています。ガソリン車に誤って入れると故障の原因になるため注意が必要です。
 

燃料の入れ間違いに気付いたときにすぐに取るべき行動は?