自宅に「空き巣」が入った場合、タンス預金があると警察から「税務署」に連絡される? タンス預金のリスクとは
自宅に空き巣が入り、警察に通報したときにタンス預金が100万円以上あるのが見つかった場合、警察から税務署に連絡が行くのか気になる人もいるのではないでしょうか。   本記事では、実際に警察が絡んだ場合に、タンス預金について税務署に連絡がいってしまうのかどうか、空き巣に入られたときに通報しないリスクなどを解説します。

▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?

タンス預金があると警察から税務署に連絡がいくのか?

タンス預金があると、警察から税務署に必ずしも連絡が行くわけではありません。なぜなら、警察職員の職務倫理及び服務に関する規則に、個人に関する情報の保護があるため、税務署に報告することは正当な理由がない限りできないからです。タンス預金のお金が犯罪に関与しているなどの事実がなければ、問題ないと言えるでしょう。
 
タンス預金をしているからといって、税金がかかるわけではありません。なぜなら、金額に関係なく、現金を自宅に保管することに対して税金はかからないからです。
 
ただ、タンス預金を納税回避のためにしている場合は問題になります。例えば、現金を贈与されたり相続したりしたことを隠すために、タンスで保管していた場合です。ただし、その金額が110万円以下の場合は、たとえ親などから贈与で受け取ったとしても、控除枠内なので問題はありません。
また、タンス預金が110万円を超えていたとしても、贈与ではなく、自分で貯金したことが客観的に証明できるような給与明細や通帳履歴があれば、問題ないでしょう。
 
しかし、タンス預金はセキュリティ面などでリスクがあるため、銀行に預けるのを検討することをおすすめします。
 

空き巣に入られたときに通報しないリスク

空き巣に入られたときに、警察に通報しなければ、税務署にタンス預金が見つからないと思う人もいるかもしれません。しかし、そもそもタンス預金をしていることで税金がかかるわけではないですし、通報しないことにはリスクがあり、危険を伴うケースもあります。
 

まだ犯人が家の中にいる可能性がある