布団やカーペットの奥に潜んでいつのまにか増えているダニ、気になりますよね。アレルギーや肌荒れの原因にもなりかねません。小さなお子さんがいる家庭ではより心配だと思います。

そんな害虫の1つであるダニが増える原因や、おすすめの駆除方法、予防策について紹介します。

ダニが増えやすい条件は?湿度が高い時期は要注意

ダニが増えやすくなる条件の1つに、湿度があります。梅雨や秋の長雨時期など、湿度が高くなる環境がダニにとっては最適だと言われています。特に、温度が25度~28度程あり、さらに湿気がある環境を好むとされていますので、雨が続き湿度も上がる時期はダニが繁殖するにはもってこいの環境だと言えます。このような湿度の高い時期にはダニだけではなくカビも生えやすくなります。ダニの中には、カビをエサにする種類もいるそうなのでより増えやすくなるというわけです。

また、隠れる場所があり高温多湿になる布団や湿気がこもりやすいソファやカーペットなどの布製品は、ダニが卵を産みやすい環境だとされていますので、より注意が必要です。

その他、人間が出すエサがあることもダニが増える要因になります。たとえば、フケやホコリ、食べこぼしなどをそのままにする、掃除をあまりしない、という状況ですと、ダニのエサが豊富にあるということになります。

被害にあう前に、ダニ駆除のポイントは?

ダニが熱に弱いという特性を利用することが駆除のポイントです。

まず、布団に潜むダニを退治するためには、できるだけ天日干しをして乾燥させるといいと言われていますね。干した後に叩く人もいるかもしれませんが、そうするとダニの死骸が舞い上がってしまいますから控えた方がよいでしょう。

布団乾燥機を使うと簡単に乾燥できますが、ない場合にはアイロンやドライヤーなどを使ってもよいでしょう。スチームアイロンなどの熱がおすすめです。(※使用する際は焦げたりしないよう十分に注意してください)

天日干しをしたりアイロンをかけたりした後は、吸引力の高い掃除機でしっかり吸い取りましょう。
カーペットなども同じように、熱でダニを死滅させてから、しっかりと除去するのがポイントです。

洗えるものは洗濯機で洗って天日干し、洗えない場合はしっかりと掃除機をかけて吸い取りましょう。

また、市販の煙やスチームを出すダニ駆除燻煙剤やスプレー型の駆除剤もありますね。

駆除した後はしっかり予防!ダニがいなくなる環境に

ダニの駆除をしても、予防をしなければまたダニが増えてしまうかもしれません。しっかりと予防策をすることが重要です。

まず、毎日換気をすることです。換気をして湿気がこもるのを防ぎ、ダニが繁殖しにくい環境を作ってください。特に寝室などは念入りに換気をしましょう。フケなどが落ちたままにならないように、できるだけこまめに掃除機もかけるようにしてください。

布団は天日干しをして乾燥させることが重要。敷きパッドなどを敷いて汗や老廃物が布団本体につかないようにするのも効果的です。この場合、敷きパッドなどは暑い夏の時期などは3日に一度、少なくとも週に一度は洗濯してください。

除湿器で除湿する他、あらかじめダニが繁殖しにくいと言われているナイロンやアクリルのカーペットを選ぶというのも予防策になります。

「湿気をためない」「ダニにエサを与えない」ということを念頭に予防策を取ってください。

まとめ:家族を守るためのダニ対策!湿気とエサを減らして予防

アレルギーや肌荒れの要因にもなりかねないダニは、家族の健康のためにも対策をしっかりと行いたいですよね。まずはこまめに掃除をしてエサとなるゴミを取り除くこと。それから換気をして湿気をためないことが重要です。

仕事をしながら子育ても家事もしているという多忙な人は、なかなか隅々まで掃除できない、頻繁に掃除機もかけられないこともあるでしょう。とはいえダニは怖いのでこまめに掃除もしたい、そんな人は家事代行やハウスクリーニングサービスを利用すると便利です。月に数回だけでも、隅々までしっかり掃除してもらうだけで違いますし、なかなかしづらい布団の天日干しも留守中に頼むことも可能です。

「家族の健康のためにきちんと掃除しないと・・・」という精神的な焦りも解消され心の余裕もできるのでおすすめです。

これから寒くなる季節、布団や毛布、シーツ、カーペットやラグなど分厚い素材のアイテムが増え、よりダニ対策に力を入れたいところ。家事代行などのサービスも活用しつつ、気持ちよく眠れる寝室や居心地のよいリビングをキープしてくださいね。

提供・Kajily

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