快適な生活に欠かせない「エアコン」、使い過ぎたせいかいつもより高い「電気料金」にびっくり!すぐに始められる「エアコン」の節電方法はありますか?
現代、日本の生活においてエアコンは欠かせない存在になりました。   しかし、実際に使用してみると、その料金の高さに驚く方も多いのではないでしょうか。誤った使い方をすると、エアコン代は予想以上に高くなります。そのため、エアコンの設定や環境の見直しが重要です。   本記事では、エアコンの利用料金をはじめ、今すぐに始められるエアコンの節電方法を解説します。

▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介

エアコン(暖房)を1日8時間、3ヶ月間毎日つけた場合の電気代は「2万5000円以上」かかる可能性がある

仮に1日8時間、12月~2月の3ヶ月間毎日エアコンで暖房をつけた場合、電気代は2万5000円以上かかる可能性があります。エアコン代の例は、以下の通りです。


畳数の目安:14畳用
電気代単価:31円/キロワットアワー(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が算出した目安単価)
暖房時消費電力:1160ワット

1.16キロワット×8時間×31円/キロワットアワー=287.68円(1日あたりの電気代)
287.68円×30日×3ヶ月=約2万5891円(3ヶ月間の電気代)

電気料金は、契約している電力会社や料金体系、さらには部屋の広さやエアコンの種類によっても大きく変わります。正確な料金を把握したい方は、自身の条件に基づいて再度計算してみましょう。
 

エアコン代を節約する方法

冬は暖房を使うことでエアコン代が増加しますが、温度設定や室外機の配置などを工夫することでコストを抑えることが可能です。
 
具体的には、ドアと窓は頻繁に開閉せず厚手のカーテンを使用すると、冷暖房の効率が上がります。夏であれば、カーテン以外に「すだれ」などを設置して日差しを遮断するとよいでしょう。
 
扇風機やサーキュレーターを使用した場合、空気が循環します。夏はエアコンの下、冬はエアコンの斜め対角線上に配置すると効果的です。
 
また、室外機の吹出口に物を置いてしまうと、冷暖房の効率が下がるため、まわりに物を置かないよう注意が必要です。経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」を基に、エアコンの省エネ行動と省エネ効果を表1にまとめました。
 
表1

条件 省エネ行動の内容 省エネ効果(電気) 原油換算 CO2削減量 節約金額
外気温度:6度
エアコンの
消費電力:2.2kW
使用時間:1日
9時間
暖房設定温度を21度から20度に変更 年間で53.08キロワットアワー 13.38リットル 25.9キログラム 約1650円
外気温度:31度
エアコンの
消費電力:2.2kW
使用時間:1日
9時間
冷房設定温度を27度から28度に変更 年間で30.24キロワットアワー 7.62リットル 14.8キログラム 約940円
設定温度:20度 1日に使用する暖房を1時間短縮 年間で40.73キロワットアワー 10.26リットル 19.9キログラム 約1260円
設定温度:28度 1日に使用する冷房を1時間短縮 年間で18.78キロワットアワー 4.73リットル 9.2キログラム 約580円
エアコンの
消費電力:2.2kW
目詰まりした
フィルターを清掃
年間で31.95キロワットアワー 8.05リットル 15.6キログラム 約990円