普段高速道路を使わないので「ETC」をつけていません。車で旅行する場合、ETCをつけたら高速料金は安くなりますか?
車で家族旅行をする際、気になるのが旅行期間中の交通費です。なるべく現地でお金を気にすることなく旅行を楽しみたいから交通費を節約しておきたいと考える人もいるでしょう。本記事では、ETC利用による割引制度をいくつか紹介します。条件を確認して割引を受け、交通費を節約しましょう。

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ETCの利用有無による料金の差

今回、東京-大阪間の移動でETCを利用した場合と利用しなかった場合の費用を比較します。なお、料金が発生する区間は東京ICから梅田出入口までとします。
 

ETCカードを利用した場合:1万1660円
ETCカードを利用しなかった場合:1万3090円

 
ETCカードを利用した場合のほうが1500円ほどお得です。
 

ETC利用による割引制度

ここでは、ETCを活用した割引制度を紹介します。旅行する頻度が多く、高速料金の出費に悩んでいる方は、利用できそうな割引制度がないかチェックしましょう。
 

平日朝夕割引

平日朝夕割引は、祝日を除く月曜日から金曜日の朝と夕方の一定時間内に高速道路を利用すると、回数に応じて通行料金の30%または50%が還元される制度です。
 
表1

対象条件 ETCマイレージサービスへの登録
対象車種 すべての車種
対象時間 平日朝:6~9時、夕:17~20時(祝日を除く月~金曜)
対象道路 NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路
(東京・大阪近郊は対象外)および宮城県道路公社の仙台松島道路
割引内容 ・1ヶ月の割引対象となる利用回数に応じた還元率を、通行料金のうち最大100km相当分還元
・ 5~9回:約30%分、10回以上:約50%分
・翌月20日に、ETCマイレージサービスの無料通行分として還元される