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2人以上世帯の1ヶ月当たりの平均消費支出は?
総務省統計局「家計調査(家計収支編)2024年」によると、2人以上の世帯における1ヶ月当たりの消費支出は平均30万243円です。
世帯人数によっても差があり、2人の場合は26万8755円、3人の場合は31万96円となります。仮に2人世帯から1人増えると4万1341円分支出が増える計算です。
そのため、「自分の分だけ実家に生活費を入れる」と考えた場合、4万円ほど入れる必要があり、3万円では親が自身の生活費を負担していることになるでしょう。
また、2人以上の世帯のうち、勤労者世帯の1ヶ月当たりの平均消費支出は32万5137円で、全体よりも2万円ほど高い金額です。そのため、働いている人の人数によっても支出は異なると考えられます。
実家暮らしの社会人が家に入れる生活費はどれくらい?
株式会社モデル百貨が2023年に実施した、独身で実家暮らしの社会人を対象にしたアンケートによると、毎月家に入れるお金の平均金額は5万4009円です。そのため、3万円は平均に比べると少ない金額になります。
しかし、同調査によると、20代のみの平均金額は3万3232円のため、28歳で毎月3万円の生活費を入れることは必ずしも少ないとはいえません。全体平均よりも20代の家に入れる金額が少ない理由は、収入の差だと考えられます。
ただし、あくまでも今回の調査は2023年のものです。2024年以降は物価の上昇などを理由に家に入れる額が増えている可能性もあります。家庭の状況や収入によっても異なるため、20代でも3万円以上生活費を入れている方もいるでしょう。