結婚式のご祝儀で「新札」と「旧札」が交ざるのはマナー違反だと聞きました…実際に気にする人は多いのでしょうか?
結婚式のご祝儀は、ゲストの心遣いが感じられ、新郎新婦にとってうれしいものでしょう。しかし、ご祝儀に関するマナーや慣習については、迷いのある人が多いかもしれません。   新札と旧札を交ぜることの是非については、さまざまな意見があります。この記事では、結婚式のご祝儀に新札を使う理由についてまとめました。実際に新札が使われているのかといった実情についてもご紹介します。

▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?

ご祝儀に新札を使う理由

結婚式は、新郎新婦にとって人生の新たなスタートを意味する大切な儀式です。ご祝儀として渡すお金には、新しい門出にふさわしい「新札」を用意することがマナーとされています。新札を使うことで、二人を祝福する気持ちが表現できると考えられているのでしょう。
 
ご祝儀のために新札を用意することには、「結婚式を心待ちにしていた」という気持ちを伝える意味もあるとされています。普段から新札を持ち歩く人は少ないため、用意するには、銀行に行くなど事前の準備が必要です。
 
新札でご祝儀を渡すことにより、「二人の結婚式を楽しみにして準備しました」という気持ちを表すことにもなるでしょう。
 

実際には新札ばかりではない?

ご祝儀のために新札を準備することがマナーとされている中、実際には新札と旧札が交ざっているケースも少なくないようです。これには、いくつかの理由が考えられます。
 
一つは、単純な準備不足や忘れによるものです。銀行に行って新札を用意する時間がなかったり、うっかり忘れてしまったりして新札が用意できず、一部旧札を交ぜざるを得なかったかもしれません。
 
また、ご祝儀の金額によっては、新札だけでは金額を調整しにくかった可能性もあります。例えば、3万円のご祝儀を渡す場合、1万円札3枚を全て新札で用意することが難しく、仕方なく旧札を使用することがあるかもしれません。
 
そのような場合は、旧札であっても破れや汚れが目立たない、できる限りきれいな状態のお札を用意するようにするといいでしょう。
 

渋沢栄一の1万円札はご祝儀に不向き!?