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JR東日本が首都圏の主要路線でワンマン化を発表
JR東日本が、首都圏の主要線区でワンマン運転を開始することを2024年11月に発表しました。車掌がいなくなることにより不安視される安全性は、ホームドアの整備や運転席への乗降確認モニタ―の設置などにより、セキュリティ面を強化する予定です。
また、運転士の負担軽減や輸送の安全性向上のため、自動列車運転装置(ATO)もしくは定位置停止装置(TASC)も整備するとしています。
ワンマン化する路線と時期
「JR東日本ニュース」によると、ワンマン化する路線と時期は、表1のようになります。
表1
時期 | 路線 | 区間 |
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2025年春 | 常磐線(各駅停車) | 綾瀬駅~取手駅間(10両編成) |
南武線 | 川崎駅~立川駅間(6両編成) | |
2026年春 | 横浜・根岸線 | 八王子駅~大船駅間(8両編成) ※一部例外あり |
~2030年 | 山手線、京浜東北・根岸線、 中央・総武線(各駅停車)、埼京・川越線 |
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出典:東日本旅客鉄道株式会社「JR東日本ニュース」を基に筆者作成
2030年までを目途に、7路線がワンマン運転を開始する計画です。
ワンマン化の理由
JR東日本は、ワンマン化の理由を「人手不足や社員の就労意識の変化などに対応」することや「効率的で持続可能な輸送モードに変える」ためとしています。
社員の就労意識の変化とは、鉄道現場の夜勤や不規則な勤務、夜間作業や危険作業をともなう勤務などを避けたがる傾向があることを指しているようです。